
左:汚れたエアブリーザ / 右:新品のエアブリーザ

左:汚れた作動油フィルタ / 右:新品の作動油フィルタ
フィルタは人間で例えると、血液中の不純物を取り除く「腎臓」にあたります。劣化した潤滑油にはスラッジやスス、金属粉と言った不純物が含まれており不純物はエンジンや油圧機器の故障や異常の原因になります。フィルタにより不純物を取り除くことでエンジン・油圧機器内を清潔に保ち、機械のパフォーマンスを最大限に発揮させます。フィルタは使い続けると目詰まりを起こしますので、定期的に交換しましょう。
名称 | 役割 | 交換時期※ |
---|---|---|
エアーブリーザ | エアーブリーザは作動油タンクの蓋上部に取り付けられています。作動油タンク内の作動油量は刻々と変化し、それに応じタンク内部の空気も吸排気されます。吸気時の塵埃の侵入を防止し、タンク内圧を一定にしタンクの変形・ポンプの破損を防止する役割があります。 | 1,000時間毎 |
作動油 フィルタ |
作動油中に含まれる金属部品の摩擦により生じた金属粉や外部から侵入した塵埃などの不純物を濾過する役割があります。 | 1年あるいは 1,000時間毎 ブレーカ使用の場合 3ヶ月あるいは250時間毎 |
オイル フィルタ |
エンジンオイルには燃焼に伴う燃えカス(スス)や金属部品の摩擦により生じた金属粉などの不純物が多く含まれています。それらの不純物を濾過する役割があります。 | 6ヶ月 あるいは 500時間毎 |
燃料 フィルタ |
燃料中の不純物(金属粉・塵埃)を捕捉する役割があります。 | 6ヶ月 あるいは 500時間毎 |
エア フィルタ |
エンジンは燃焼するために外部から空気を取り込みます。油圧ショベルが稼働する環境は塵埃が多いため、エアフィルタにより空気を濾過し、綺麗な空気をエンジンに送る役割があります。 | [アウタ] 6回の清掃または 1年毎に交換 [インナ] アウタと同時交換 (清掃はしない) |
※機種によって異なります。詳細は取扱説明書をご確認ください。
フィルタ交換せず機械の稼働を続けた場合、濾紙が目詰まりを起こします。目詰まりを起こすと潤滑油が正常に濾過されず、劣化した潤滑油がエンジンや油圧機器内部を循環することになります。汚れたオイルには不純物(金属粉・スス・塵埃等)が多く含まれている為、それらが内部に付着することで性能低下や燃費悪化、最悪の場合故障を引き起こす原因になります。機械を最高の状態に保つ為にも、定期的なフィルタ交換をお願いします。
日常点検・メンテナンス方法左:汚れたエアブリーザ / 右:新品のエアブリーザ
左:汚れた作動油フィルタ / 右:新品の作動油フィルタ
10種類以上の性能評価を経て製品化されます。
その中で最も重要な性能は下記になります。
この三つの性能のバランスが重要であり、コベルコの純正品はそのバランスが高い製品になります。