リコール情報 / 改善対策情報 (旧コベルコ建機:~平成27年度)

走行用油圧配管及びホース他

リコール届出番号 2101
リコール届出日 平成20年4月18日
リコール開始日 平成20年4月18日
車名 神鋼
コベルコ
通称名 SK100W、SK125W 2車種
型式 YE1、YE2、YE02、YE04 4型式
リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 下表
対象台数 ① 639台
②,④,⑤ 119台
③ 101台
不具合の部位(部品名) 走行用油圧配管及びホース他
不具合の状況
  • 走行用油圧配管において、配管固定金具のボルトの締付トルクが不足しているもの、および配管継手の強度が不足しているものがあるため、車体の振動等により当該ボルトが緩み、配管継手に亀裂が発生する場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、作動油が漏れ、最悪の場合、走行ができなくなるおそれがある。
  • 走行用油圧ホースの配置が不適切なため、旋回継手の配管継手と接触するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、車体の振動等によりホースが摩耗し、作動油が漏れ、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。
  • 掘削作業装置用ホースの配置が不適切なため、ブレーキ用エアホースと接触するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、車体の振動等によりエアホースが摩耗し、エアが漏れ、最悪の場合、制動力が低下するおそれがある。
  • 走行用油圧ホースの配置が不適切なため、掘削作業装置用ホースと接触するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、車体の振動等によりホースが摩耗し、作動油が漏れ、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。
  • 電気配線の取付が不適切なため、運転者席下部のフレームと接触するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、車体の振動等により配線が損傷し、最悪の場合、方向指示器が作動しなくなるおそれがある。
改善措置の内容
  • 全車両、配管固定金具の座金を対策品に交換し、ボルトを適正トルクで締付ける。また、配管継手を点検し、強度が不足しているものは対策品に交換する。
  • 全車両、走行用油圧ホースに保護部材を追加する。また、ホースを点検し、摩耗しているものは新品に交換する。
  • 全車両、ホースの配置を点検し、不適切なものは組み直す。また、ホースを点検し、摩耗しているものは新品と交換する。
  • 全車両、ホースの配置を点検し、不適切なものは組み直す。また、ホースを点検し、摩耗しているものは新品と交換する。
  • 全車両、電気配線の固定位置を変更する。また、電気配線を点検し、摩耗しているものは新品と交換する。
自動車使用者及び自動車分解整備業者に周知させるための措置
  • 使用者 : ダイレクトメール、又は直接訪問して通知する。
  • 自動車分解整備業者 : 使用者を全て把握しているので、周知のための措置はとらない。
  • 対策実施車両 :対策実施済車には、運転者席ドア開口部のドアストライカー付近にNo.2101のステッカーを貼付する。
車名 型式 通称名 対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 対象車の台数
神鋼 YE1 SK100W YE02-01004~YE02-01967
平成元年6月8日~平成8年9月20日
① 216台
YE2 YE03-02001~YE03-02251
平成8年10月5日~平成11年9月21日
① 135台
コベルコ YE02 SK100W YE03-02254~YE03-02462
平成11年10月3日~平成16年8月22日
① 169台
YE04 SK125W YE04-03002~YE04-03128
平成18年5月19日~平成20年3月21日
①,②,④,⑤ 119台
③ 101台
  計4型式 計4車種 (製作期間の全体の範囲)
平成元年6月8日~平成20年3月21日
① 639台
②,④,⑤ 119台
③ 101台

【注意事項】リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります。