リコール情報 / 改善対策情報 (旧コベルコ建機:~平成27年度)

電気配線、動力伝達装置

リコール届出番号 3255
リコール届出日 平成25年11月12日
リコール開始日 平成25年11月12日
車名 コベルコ
通称名 LK40Z-5、LK50Z-5 2車種
型式 EDM-RW05、EDM-RX05 2型式
リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 下表
対象台数 627台
不具合の部位(部品名) 電気配線、動力伝達装置
不具合の状況
  • ショベルローダのワイヤーハーネスにおいて、当該ハーネスを保護するコルゲートチューブ内部に水が溜った状態で冷熱サイクルを繰返すと、毛細管現象により水がハーネスジョイント部から電気配線を伝わり集合カプラー内部に浸入する場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、集合カプラー内部の端子が腐食して通電しなくなることで、警音器、方向指示器、前照灯の作動不良、エンジンの始動不良が起こるおそれがある。
  • ショベルローダのワイヤーハーネスにおいて、製造時にワイヤーハーネスを不適切な位置にクランプしたものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ステアリング操作時にハーネスが引っ張られ断線し、警音器、方向指示器、前照灯の作動不良が起こるおそれがある。
  • ショベルローダの油圧ホースにおいて、製造時に作動油タンクへのホース差込みが適切に行われていなかったため、当該ホースの差込み量が不適切なものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ステアリング操作時に油圧ホースがホースガイドに拘束されるため油圧ホースが抜け又は破損し作動油が漏れ、最悪の場合走行不能になるおそれがある。
改善措置の内容
  • 全車両、集合カプラー内部の端子の状態を確認し、端子が腐食しているものは、ハーネスを対策品に交換する。端子に腐食が無いものは、ハーネスの配索を変更し単極防水カプラーを追加する。
  • 全車両、ハーネスのクランプ位置を確認し、不適切なものは正規の位置に修正する。確認時に、ハーネスに伸び等のダメージがあるものは、ハーネスを新品に交換する。
  • 全車両、油圧ホースの差し込み量を確認し、不適切なものは正規の位置に修正する。確認時に、油圧ホースに傷等のダメージがあるものは、油圧ホースを新品に交換する。
自動車使用者及び自動車分解整備業者に周知させるための措置
  • 使用者 :使用者を全て把握しているので、直接ユーザーを訪問して通知し対応する。
  • 自動車分解整備業者 : 使用者を全て把握しているので、周知のための措置はとらない。
  • 対策完了車両にはステッカーNo.3255をフロントフレーム左側支柱部へ貼り付ける。
車名 型式 通称名 対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 対象車の台数
コベルコ EDM-RW05 LK40Z-5 RW05-02084~RW05-02382
平成20年9月17日~平成25年9月10日
299台
EDM-RX05 LK50Z-5 RX05-02060~RX05-02387
平成20年8月26日~平成25年9月7日
328台
  計2型式 計2車種 (製作期間の全体の範囲)
平成20年8月26日~平成25年9月10日
計627台

【注意事項】リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります。