油圧ショベルをご使用になられる際に遵守が必要な法令点検についてご紹介します。
※全ての法令・規則の説明ではありません。
必ず自身の使用する機械と現場環境に合わせ遵守が必要な法令・規則等を確認してください。各種点検は弊社サービス工場で承っております。最寄りの営業所までお気軽にお申し付けください。
重機ショベルを含む車両系建設機械は労働安全衛生規則にて、
定期自主検査の実施と記録の保管、及び作業開始前点検の実施が義務付けられています。
※特定自主検査が必要な機械については最寄りの営業所までご相談ください。
・作業開始前点検 (その日の作業を開始する前に毎日)
・定期自主検査 (1ヶ月以内毎)
・特定自主検査 (1年以内毎、機種によっては2年以内毎)
または、定期自主検査(特定自主検査対象以外の機種、1年以内毎)
作業開始前点検 | 月次検査 | 特定自主検査 | ||||
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検査タイミング | 毎日の作業前 | 1ヶ月毎に1回 | 1年毎に1回 | |||
点検検査項目 | 機能 | ブレーキ クラッチ |
異常の有無 | ブレーキ クラッチ 操作装置 作業装置 |
異常の有無 | 原動機 動力伝達装置 走行装置 操舵装置 ブレーキ関係 作業装置 油圧装置 電気系統 警報装置/他 |
損傷の有無 | ワイヤロープ チェーン バケット |
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点検検査の担当者と 必要な資格 |
事業者 | 1.事業内検査の場合 ・厚生労働大臣が定める研修を終了した者 ・国家検定取得者等一定の資格を有する者2.検査業者検査 ・厚生労働大臣に登録した検査業者 ・都道府県労働局に登録した検査業者 |
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記録の保管期間 | - | 3年間 | ||||
記載内容 | 1. 検査年月日 2.検査方法 3. 検査箇所 4.検査結果 5. 検査者氏名 6. 措置内容 |
・事業内検査 ・・・ 自社で使用する機械を、自社の資格を持つ検査者に実施させる検査方法
・検査業者検査 ・・・ 機械所有者の依頼により登録検査業者が実施する検査方法
ハイリーチクレーン仕様の場合、先述の労働安全衛生規則に加えクレーン等安全規則にて各点検及び結果の保管が義務付けられています。
作業開始前点検 | 月次検査 | 年次点検 | ||||
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検査タイミング | 毎日の作業前 | 1ヶ月毎に1回 | 1年毎に1回 | |||
点検検査項目 | 機能 | 巻過防止装置 継承装置 ブレーキ クラッチ コントローラ |
異常の有無 | 安全装置 警報装置 ブレーキ クラッチ |
異常の有無 | 原動機 動力伝達装置 走行装置 操舵装置 ブレーキ関係 作業装置 油圧装置 電気系統 |
損傷の有無 | ワイヤロープ つりチェーン フック等吊り具 電気系統 |
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点検検査の担当者と 必要な資格 |
指定なし | 関係団体にて行われる定期自主検査を含む 研修の受講を推奨します。 |
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記録の保管期間 | - | 3年間 | ||||
記載内容 | 移動式クレーンの定期自主検査指針に準ずる |
各種点検・検査は、建機工認定者のいるコベルコサービス拠点にお任せください。
お問い合わせは最寄りの営業所までご用命ください。