クレーンのメンテナンス

コベルコクレーンニュース

2015.01.16事故事例

ジブ2段ボールフック作業にて、ジブ曲損事故

事故発生状況

ジブ2段ボールフック作業にて、吊り荷3tonを起伏上げ操作中にジブが曲損し荷が落下した。

原因

ジブ2段張出しのボールフック作業であったが、吊り荷が重く、外部表示灯の赤色ランプを点灯させたくなかった為、過負荷防止装置の作業モードをジブ1段のボールフック作業に設定をしていた。
(ジブ2段の定格総荷重は最大2ton、ジブ1段の定格総荷重は最大3ton)オーバーロード作業により、ジブが座屈した。

対策

実際の作業にあった作業モードを選択して作業を行う。
オーバーロード作業は絶対に行わない。

実際の作業と誤った作業モードで作業すると、オーバーロードによるクレーン破損、あるいは転倒の危険性があります。

自動停止機能は自動停止させる機能で、停止すると危険側への操作は全てできなくなります。自動停止が働いても、安全側への操作はできるようになっています。取扱説明書を熟読し、正しく使用されますようお願いします。オーバーロード作業は絶対に行わないでください。