クレーンの点検やメンテナンスについて、簡単に実施する方法やヒントをお届けします。
2024.05.27|Vol.26ご案内
コベルコ建機製品(クレーン)に対するGTL燃料/HVO燃料の使用について
近年、新しい軽油代替燃料の流通が始まっています。コベルコ建機製品における適応範囲と使用に際しての注意を、ご案内致します。
2024.05.15|Vol.25注意喚起
クローラクレーンの組立/分解モード使用時の注意事項
タワークレーンのアタッチメント引き起し中、過負荷防止装置を組立/分解モードに移行させ、バックストップを破損させる事例が報告されました。
組立/分解モードは、本体やアタッチメントの組立/分解時に使用するためのモードです。自動停止機能は働きません。
2024.05.15|Vol.24注意喚起
ステップ(幅広:500㎜)張出/格納時の注意事項
クローラクレーンの組立分解作業中、本体左右のステップ張出/格納時にステップと本体の間に手をはさみ負傷した事例が報告されました。ステップの張出/格納を実施する際は、細心の注意を払って作業を行って下さい。
特に、ステップの固定ピンの取り外し/取り付けは、ステップを確実に保持した状態で行って下さい。
2024.03.26|Vol.23注意喚起
吊荷走行時の注意事項
クローラクレーンは、⾛⾏を停⽌した状態で荷重を吊る事を想定しており、吊荷⾛⾏は原則禁⽌です。定格総荷重表も、停⽌状態で⽔平堅⼟上で吊る場合を想定しており、⼀部の機種を除き吊荷⾛⾏⽤の定格総荷重表は未設定です。やむを得ず吊荷⾛⾏⽤定格総荷重表が無い機種で吊荷⾛⾏を⾏う際には、注意事項を厳守いただき実施下さい。
2024.02.09|Vol.22メンテナンス
EGRクーラの定期メンテナンスについて
エンジンに搭載されているEGRクーラ(排出ガス再循環システム)は、⻑期稼働により排気ガス由来のカーボンが付着し、徐々に堆積して排出ガス浄化性能を発揮できなくなり、エンジン稼働に⽀障をきたすことがあります。
定期的にメンテナンスを⾏うことをお勧め致します。
2023.12.19|Vol.21メンテナンス注意喚起
ガイケーブルの仕組みと点検について
ガイケーブルは、クレーンのブーム等のアタッチメントと荷重を⽀持する、⾮常に重要な部品です。ガイケーブルが破断すると、⼤事故に繋がる可能性がありますので、適切にメンテ及び交換をしていただく事を推奨します。
2023.11.15|Vol.20ご案内
登坂能⼒について
弊社製品のカタログに記載されている「登坂能⼒」につきまして、ご質問をいただく事がたびたびありますので、改めて登坂能⼒についてご説明させていただきます。
2023.10.13|Vol.19メンテナンス注意喚起
ブーム付属品落下の危険性について
通常のクレーン作業や輸送時の振動、衝撃によりボルトやナットの固定部品がゆるみ、ブームに取り付けられている部品が損傷します。落下すると機械の破損や⼤きな事故に繋がりかねません。
特にバイブロやハンマーなどの作業時には、⼤きな振動や衝撃が発⽣するため注意が必要です。
2023.09.19|Vol.18メンテナンス
油圧ホース クイックカプラの清掃
クレーンの分割部位に使⽤している油圧ホースのクイックカプラに砂埃などのゴミが付着すると、作動油漏れや、油圧機器類の損傷にいたるおそれがあります。
クレーンの組み⽴て、分解の際には、クイックカプラの清掃をお願いします。
2023.08.21|Vol.17メンテナンス注意喚起
スプリングロックピン(抜け⽌めピン)の点検
ブーム等の連結ピンの抜け⽌めに使⽤するピンは、経年使⽤により、ばね⼒が低下する場合があります。低下したまま使⽤すると、抜け⽌めピンが落下するおそれがあります。
点検⽅法をお知らせしますので、機械組⽴時には注意してご確認をお願いします。
2023.07.19|Vol.16ご案内
燃料添加剤K-S1の使用について
燃料添加剤K-S1につきまして、お客様やお取引先様からご質問やお問合せを多数いただきましたので、ご利用可否をご案内致します。
2023.07.12|Vol.15メンテナンス注意喚起
フック過巻リミットスイッチの点検について
リミットスイッチのウエイト(重錘)が著しく摩耗した状態で使⽤すると、ワイヤロープが引っ掛かり、リミットスイッチが誤作動するおそれがあります。ウエイトの摩耗の例に該当する場合は、速やかにウエイトを交換してください。
2023.05.16|Vol.14ご案内
水平堅土について
弊社作成の定格総荷重表は、移動式クレーン構造規格およびクレーン等安全規則に準拠しており、「水平堅土」上で稼働していただく事が前提で作成されております。
2023.04.06|Vol.13メンテナンス
リミットスイッチの点検
⻑期間使⽤されているクレーン、砂埃が多い等の環境で稼働しているクレーンに於いては、休⾞時でのメンテナンスをおすすめします。
2022.11.24|Vol.12メンテナンス注意喚起
ホイールクレーン ホイールナットの点検
自動車点検基準にて、ホイールクレーンは所定の点検・整備が義務付けられています。確実な施工・点検を行い、重大事故を未然に防ぎましょう。
2022.10.11|Vol.11注意喚起
高圧洗浄機を使用したクレーン洗浄時の注意について
高圧洗浄機を使用してクレーンを洗車する場合は、エンジンや電装品の故障、塗装・油膜の剥離を引き起こす場合がありますので取扱いにご注意いただいた上でご使用ください。
2022.07.05|Vol.10メンテナンス
旋回ベアリングの給脂について
旋回ベアリングは上部本体と下部本体を支える重要な役割を果たしています。クレーンを常に最良の状態で安全にご使用いただくためには、ご使用のクレーンの取り扱い説明書を熟読され、定期的に給脂および点検を行ってください。
2022.06.07|Vol.09ご案内
遠隔稼働機管理システム「KCROSS」のご案内
遠隔稼働機管理システム(KCROSS)はクレーンに搭載された各種コントローラからの情報を元にお客様のクレーンのライフサイクルコストの低減と収益向上を支援します。
2022.03.31|Vol.08メンテナンス注意喚起
油圧ホースのメンテナンスについて
機械の使用環境や作業条件によって油圧ホースの劣化や摩耗の進行には違いがありますので、定期的に点検及び交換を行って下さい。
2022.02.01|Vol.07メンテナンス注意喚起
排気ガス後処理装置の定期メンテナンスのお願いー②
Gシリーズの排気ガス後処理装置は、すすを溜めるフィルタ(DPF)が搭載されています。DPFは捕集したすすを燃焼(再生)することによりその機能を保ちますが、微量の灰が発生しDPF内部に堆積するため4500時間ごとにDPFを交換する必要があります。
2021.12.02|Vol.06メンテナンス注意喚起
排気ガス後処理装置の定期メンテナンスのお願いー①
排気ガス後処理装置と差圧センサはホースとパイプにより接続されており、このホースとパイプにすすが詰まると排気の圧力を適正に検出できないためエラーが発生し、エンジンの出力が低下します。
2021.11.01事故事例
つり荷重心移動によりブーム折損事故
水タンク(タンク重量約6ton/水の重量は不明)を吊り上げ作業中に水タンクが傾き、ブームがねじれるように折損した。
2021.10.25|Vol.05規制・法令
移動式クレーン定期自主検査について
労働安全衛生法施工令により、つり上げ荷重が0.5t以上の移動式クレーンは、定期に定められた項目について自主検査を実施し、その記録を3年間、保存しなければならないと定められています。
2021.09.29事故事例
クレーン分解中に旋回して転倒
機械分解中、下記条件にて旋回したところ転倒した。
カウンタウエイトを取り外し、クローラを全縮小、27mブーム付き
2021.09.28|Vol.04ご案内
定格総荷重表について
強度域での過荷重はブーム等の損傷をまねき、安定度域での過荷重は機械の転倒につながります。
2021.09.01事故事例
シーブベアリング給脂不足により回り止めピン折損し落下
作業中、ブームポイントシーブのシャフトの回り止めピンが落下。点検を行うとブームポイントシーブがスムーズに回転せず、シーブとシャフトが供回りした。
2021.07.29|Vol.03メンテナンス
カップリングのメンテナンスについて
カップリングが破損するとポンプを回す事が出来なくなり、クレーンを動かすモータやシリンダが動かなくなります。
2021.06.25|Vol.02規制・法令
ラチスパイプ交換時の変更届及び変更検査について
移動式クレーンは、部品交換や修理等で構成部品が変更になった際、所轄の労働基準監督署に届け出なくてはならないケースがあります。
2021.06.25|Vol.01メンテナンス
ベアリングの潤滑について
クレーンで使用されるベアリングについて、日々のメンテナンス方法をご紹介します。
2015.01.16事故事例
ジブ2段ボールフック作業にて、ジブ曲損事故
ジブ2段ボールフック作業にて、吊り荷3tonを起伏上げ操作中にジブが曲損し荷が落下した。
2014.11.18事故事例
起伏ワイヤーロープが切損し、ブーム落下事故
スクラップの荷役作業中に、突然起伏ワイヤーロープが切れて、ブームが地面に落下した。
2014.08.29事故事例
地盤沈下による転倒事故
クレーン作業中に、アウトリガを設置している敷き鉄板が沈み転倒した。
2014.05.30事故事例
下部ブームのバックストップ取付ブラケットの変形破損
タワークローラクレーン作業にて機械本体手前の荷物を吊る為にメインブームを巻上すると「バーン」と音がした。本体を確認すると下部ブームのバックストップ取付部とバックストップが損傷していた。過負荷防止装置の荷重表示が変動し作業出来ないとの事で、故障したまま使用を続けていた。
2014.05.30事故事例
経年使用のクレーンによる補巻フックの落下事故
荷を1m吊った瞬間、吊り荷とフックもろとも落下した。補巻クラッチスイベルと接続ホースが破損しており、大量の油漏れも発生させた。
2014.05.30事故事例
経年使用のクレーンによる作業中のつり荷ずり落ち事故
20年以上経過したクローラクレーンにおいて、主巻ウインチのクラッチが滑り、つり荷がずり落ちた。