クレーンの点検やメンテナンスについて、簡単に実施する方法やヒントをお届けします。
弊社製品のカタログに記載されている「登坂能⼒」につきまして、ご質問をいただく事がたびたびありますので、改めて登坂能⼒についてご説明させていただきます。
通常のクレーン作業や輸送時の振動、衝撃によりボルトやナットの固定部品がゆるみ、ブームに取り付けられている部品が損傷します。落下すると機械の破損や⼤きな事故に繋がりかねません。
特にバイブロやハンマーなどの作業時には、⼤きな振動や衝撃が発⽣するため注意が必要です。
クレーンの分割部位に使⽤している油圧ホースのクイックカプラに砂埃などのゴミが付着すると、作動油漏れや、油圧機器類の損傷にいたるおそれがあります。
クレーンの組み⽴て、分解の際には、クイックカプラの清掃をお願いします。
ブーム等の連結ピンの抜け⽌めに使⽤するピンは、経年使⽤により、ばね⼒が低下する場合があります。低下したまま使⽤すると、抜け⽌めピンが落下するおそれがあります。
点検⽅法をお知らせしますので、機械組⽴時には注意してご確認をお願いします。
燃料添加剤K-S1につきまして、お客様やお取引先様からご質問やお問合せを多数いただきましたので、ご利用可否をご案内致します。
リミットスイッチのウエイト(重錘)が著しく摩耗した状態で使⽤すると、ワイヤロープが引っ掛かり、リミットスイッチが誤作動するおそれがあります。ウエイトの摩耗の例に該当する場合は、速やかにウエイトを交換してください。
弊社作成の定格総荷重表は、移動式クレーン構造規格およびクレーン等安全規則に準拠しており、「水平堅土」上で稼働していただく事が前提で作成されております。
⻑期間使⽤されているクレーン、砂埃が多い等の環境で稼働しているクレーンに於いては、休⾞時でのメンテナンスをおすすめします。
自動車点検基準にて、ホイールクレーンは所定の点検・整備が義務付けられています。確実な施工・点検を行い、重大事故を未然に防ぎましょう。
高圧洗浄機を使用してクレーンを洗車する場合は、エンジンや電装品の故障、塗装・油膜の剥離を引き起こす場合がありますので取扱いにご注意いただいた上でご使用ください。
旋回ベアリングは上部本体と下部本体を支える重要な役割を果たしています。クレーンを常に最良の状態で安全にご使用いただくためには、ご使用のクレーンの取り扱い説明書を熟読され、定期的に給脂および点検を行ってください。
遠隔稼働機管理システム(KCROSS)はクレーンに搭載された各種コントローラからの情報を元にお客様のクレーンのライフサイクルコストの低減と収益向上を支援します。
機械の使用環境や作業条件によって油圧ホースの劣化や摩耗の進行には違いがありますので、定期的に点検及び交換を行って下さい。
Gシリーズの排気ガス後処理装置は、すすを溜めるフィルタ(DPF)が搭載されています。DPFは捕集したすすを燃焼(再生)することによりその機能を保ちますが、微量の灰が発生しDPF内部に堆積するため4500時間ごとにDPFを交換する必要があります。
排気ガス後処理装置と差圧センサはホースとパイプにより接続されており、このホースとパイプにすすが詰まると排気の圧力を適正に検出できないためエラーが発生し、エンジンの出力が低下します。
労働安全衛生法施工令により、つり上げ荷重が0.5t以上の移動式クレーンは、定期に定められた項目について自主検査を実施し、その記録を3年間、保存しなければならないと定められています。
強度域での過荷重はブーム等の損傷をまねき、安定度域での過荷重は機械の転倒につながります。
カップリングが破損するとポンプを回す事が出来なくなり、クレーンを動かすモータやシリンダが動かなくなります。
移動式クレーンは、部品交換や修理等で構成部品が変更になった際、所轄の労働基準監督署に届け出なくてはならないケースがあります。
クレーンで使用されるベアリングについて、日々のメンテナンス方法をご紹介します。