2022.02.01|Vol.07メンテナンス注意喚起
Gシリーズの排気ガス後処理装置は、すすを溜めるフィルタ(DPF)が搭載されています。DPFは捕集したすすを燃焼(再生)することによりその機能を保ちますが、微量の灰が発生しDPF内部に残ります。
正しく再生処理を行っていても、灰が内部に堆積するため4500時間ごとにDPF内部を洗浄する必要があります。DPFは内部の状態が確認しにくく、清掃作業中の環境問題などの観点からコベルコでは再生部品を設定し、DPF交換を推奨しています。指定時間に達しましたら最寄りの弊社指定サービス工場までご用命ください。

正しく燃焼されなかったDPF
DPF再生処理は大きく分けて、「自動」「手動」「強制」と3つのレベルに分かれますが、すすの蓄積量に比例して再生時間が延びます。再生時間が延びるとDPFに与える影響は厳しくなり、損傷する恐れがありますので可能な限り「自動再生モード」で燃焼させて下さい。
※再生中にマフラーの周辺から白い煙が出ることがありますが、これはマフラー周辺に溜まった水分が水蒸気として排出されているもので、異常ではありません。


すす蓄積インジケータ
| すす蓄積量 | モード | キャンセル | クレーン操作 | 再生時間目安 |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 自動 | 可能 | 可能 | 5~10分 |
| 5~7 | 手動 | 可能 | 不可 | 15分~20分 |
| 8 | 手動 | 不可 | 不可 | 25分以上 |
| 9 | 強制 | 不可 | 不可 | 30分以上 |
| 10 | 保護 | 故障扱い。弊社指定サービス工場へご連絡ください。 | ||