2023.12.19|Vol.21メンテナンス注意喚起
ガイケーブルは、クレーンのブーム等のアタッチメントと荷重を⽀持する、⾮常に重要な部品です。ガイケーブルが破断すると、⼤事故に繋がる可能性がありますので、適切にメンテ及び交換をしていただく事を推奨します。
ガイケーブルはアタッチメントを含むクレーン前⽅の荷重全てを⽀持(引張荷重)しています。荷重が変化した際には、下図のように伸⻑します。ブームを起こすときに急激に荷重が掛かれば、ガイケーブルのコネクタが回転するのはこの為です。
このように、ガイケーブルは内部からも損傷や腐⾷が⽣じる為、外観からの判断では⼗分ではありません。内部損傷や腐⾷が進むと、ガイケーブルの折損・破断により重⼤事故を引き起こす可能性がありますので、作業内容に応じて、必ず取扱説明書の推奨通りに定期的に交換して下さい。
作業内容 | 交換時期 |
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⼀般的なクレーン作業 | 6年 |
クレーン作業が主体で、クラムシェルやハンマーグラブなど バケット作業を併⽤するような作業 |
4年 |
リフマグ、クラムシェル及びハンマーグラブ専⽤ | 2年 |