2024.05.15|Vol.25注意喚起
タワークレーンのアタッチメント引き起し中、過負荷防止装置を組立/分解モードに移行させ、バックストップを破損させる事例が報告されました。組立/分解モードは、本体やアタッチメントの組立/分解時に使用するためのモードです。自動停止機能は働きません。
組立/分解モードは本体やアタッチメントの組立/分解作業時以外には絶対に使用しないでください。
※組立/分解モード中はブームの第2リミットスイッチ(極限停止)の自動停止機能も働きません。
図1. 組立/分解モード選択時の表示ポップアップ(例)
過負荷防止装置は安全の為、ブーム角度計、荷重計の信号を監視しており、ブームを起こした状態や荷重計に負荷がかかった状態では組立/分解モードに移行させようとしても受け付けない制御にしております。
しかし、何らかの原因で角度計と荷重計にエラーが発生した場合は、意図して組立/分解モードに移行させることが可能となりますが、組立/分解モードでの作業は禁止です。
ブーム角度計、荷重計などのエラー表示が過負荷防止装置に発報している場合は、作業を継続せずに機械を停止させ、周囲の安全を確認の上、最寄りの弊社サービス工場へご連絡お願いいたします。
**036 | ブーム起伏荷重検出器の故障 |
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**038 | ジブ起伏荷重検出器の故障 |
**044 | 下部ブーム角度検出器の故障 |
Fシリーズ、Gシリーズ、G-2シリーズ
※1 代表機種を記載しております。LSD-1500A型以降の過負荷防止装置を搭載したモデルとなります。
不明な場合は最寄りのサービス工場までお問合せ下さい。