クレーンのメンテナンス

コベルコクレーンニュース

2026.01.21|Vol.31注意喚起メンテナンス

フック過巻防止リミットスイッチ用ウエイトつりロープの点検

クレーン作業中にフック過巻防止リミットスイッチ用ウエイトつりロープが破断し、ウエイトがフックに当り破損した事で、地上まで落下する事例が報告されました。ウエイトつりロープについても取扱説明書に従い点検を行い、異常が見つかった場合は、直ちに交換してください。

フック過巻防止リミットスイッチ用ウエイトつりロープの
定期交換基準

ロープのビニール被覆がある場合は、 ロープのビニール被覆が破損したり、 ワイヤロープそのものが後述の交換基準に該当している場合は、 すみやかに交換してください。

ウエイトつりロープのアイ部が経年使用により摩耗し、素線切れを起こして破断した例もありますので注意して点検してください。
(アイ部はロープ両端の2か所とも点検してください。)

ワイヤロープの点検交換基準

作業中にワイヤが切れるようなことがあると、重大な事故を招きます。必ず定期的に検査し、断線、摩耗及び腐食などの進んだワイヤは絶対に使用しないでください。次の❶~❺のような状態になったワイヤはすぐに交換してください。また、❻以下の場合には、 傷みの程度によって早めに交換してください。

  1. ワイヤロープ一撚りの間で、 フィラ線以外の素線が10%以上切れているもの。
    内部断線の点検は困難ですが、 谷断線についてはロープを小さな半径に曲げると、 断線した素線がはみだしてきます。谷断線が発見されたら内部断線も進行しています。これはロープ全体の疲労が進んでいると考えられますので、 すみやかにロープを交換してください。
  2. 摩耗などで、直径(公称径)が7%以上細くなっているもの。
  3. キンクしたもの。
  4. ドラム上層部からの負荷がかかったロープの押し付けによる下層部ロープの形くずれや変形したもの。
  5. 形くずれや腐食の著しいもの。
  6. 過荷重を受けたり、 シーブから外れたりして極端に引っ張られたもの。
  7. 電流がショートしたもの。
  8. 電気やガス溶接の火花を浴びたり、 高熱を受けたもの。

※上記はクレーンに使用されているワイヤロープ全般に関する記述となります。詳細は取扱説明書のワイヤロープの章を参照ください。
クレーンニュースVol.15 フック過巻リミットスイッチの点検についても参照ください。

ご不明な点がございましたら、コベルコ指定サービス工場までお問い合わせください。