メンテナンスのポイント

排ガス後処理装置 DPFスス堆積量と尿素水残量

<DPF (Diesel particulate filter)>
DPFはエンジンから排出されるススをフィルタで捕集し排気ガスを浄化する装置です。
DPFは、フィルタにススが一定量堆積(一般化等で10時間程度毎)すると、
補修したススを燃焼させる「再生」動作を行い、DPFの機能を保ちます。
再生は自動で行われ、再生中はモニタに「再生中」と表示されます。
「再生中」の表示がモニタに頻繁に出てきてないか、モニタのスス堆積量計が常に高レベルになっていないか確認しましょう。
また、自動再生が追い付かない場合には手動再生が発生します。必ず実施してください。

<メンテナンス時間>
DPFを各機種の基準時間毎に交換(例:SK200-10の場合は4,500Hr / SK75SR-7の場合は6,000Hr)

<尿素SCR>
尿素SCRはエンジンからの排出されるNOx(窒素酸化物)を削減するための装置です。
マフラー内に尿素水を噴射することにより排出ガス中のNOxを水と窒素に分解します。
尿素水の量や濃度が適切でない場合、または尿素SCRが故障した場合、エンジンの出力が制限されます。
稼働前に尿素水残量を確認し、不足している場合は補給します。※誤って尿素タンクに燃料を補給しないようご注意ください。

<メンテナンス時間>
尿素ポンプフィルタを3年または4,500Hr毎に交換

お問い合わせ

点検の詳細に関するお問合せ、メンテナンスのご依頼は最寄りの営業所までご用命ください。