特集サービスのカ、コベルコの流儀
さまざまな
サービスのカタチ
カスタムセンター
“No”と言わない努力で、
皆様のご要望にお応えします
いずれにしても、お客様のご要望に対し十二分にお応えすることが、私たちの役割であり、その実現が技術者としての誇りや、やりがいでもあります。
また、「1日も早くビジネス戦力化したい」というのが、お客様のお気持ちのはずです。そこで精度アップと納期短縮・収益強化の両立にも十分気を配り、各分野の得意技をもった協力会社との連携強化をしています。
今後はさらに開発部内との連携を深め、カスタムを前提とした製品づくりや、汎用的な組み合わせのパッケージ化による工場出荷体制確立などにも、歩を進めていきたいと考えています。
コベルコ建機日本(株)
営業本部 カスタムセンター
梶原良介(左)
品質保証
すべては、お客様のスムーズな
ビジネスを支援するために
コベルコ建機(株)
品質保証本部 品質保証部
クレーンプロダクトサポートグループ
杉野瑠以(左)
そこで第一に心がけているのはスピード感。すなわち、「お客様の業務を極力止めない」ということです。機械に生じた何らかのトラブルに対して、「どんな処置が必要で、復旧にどのくらいの時間を要するのか」という第一回答を正確かつ迅速にお出しすることに注力しています。また、「スクランブル(緊急)対応」のためには、開発や製造など複数の部門を巻き込んだ動きも重要です。それぞれの立場による立体的な視点から、お客様のマシンに起こっている事態を見て、原因を追及し解決への最善策を探っています。
コベルコ建機は、迅速で正確な“対応”、市場リリース時点から高い完成度を実現する“できばえ”、そしてお客様ニーズを満たす開発の“狙い”が三位一体となったサービス向上を進めています。
これからも開発、製造からサービスまでを貫くトータルな視点で現場を見つめ、そこで獲得した知見を再度開発リソースにフィードバックする……。そんなポジティブなスパイラル構造を実現することで、お客様のビジネスのさらなる成功を支援していきます。
ICTシステム
背後のシステムを意識させない
「使い勝手」を追求しています
特に最近では、外出先やお客様の施工現場などで機動力を発揮する「モビリティ」がキーワードとなっており、タブレット端末やスマートフォンをプラットフォームとした開発に注力しています。ICTの専門家ではない方々のビジネス効率化や、生産性向上に貢献するシステムは、直感的に扱えるユーザビリティが重要。画面の色づかいやボタンの配置などにも、細心の注意を払っています。
また国際化が深まるなかで、地域や文化を越えて、誰もが扱えるユニバーサルデザインの実現が急務。目下、システム開発においても国際協調体制を進めていますが、モノトーンを基調にしたシンプルなデザインがトレンドであり、高い評価をいただいています。
この先は、さまざまなデータを一目瞭然で把握、分析でき、さらにはAIなどを駆使しながら、新たなサービス提供に取り組んでいきます。
コベルコ建機(株)
ICT推進部 販売サービスグループ
アシスタントマネージャー
南部弘樹
部品センター
マシンの健康維持と戦力保持を、
全力でサポートします
コベルコ建機(株)
マーケティング事業本部
部品事業推進部 部品企画グループ
高畑充宏
そこで、ご注文に関してはできる限り、即日発送で対応。特に緊急性が高い場合には別途発送便を手配するなどして、タイムリーなデリバリーを実現しています。
また、定期点検や消耗品チェックなど、お客様の機械を見守る各種キャンペーンを企画。トラブルを未然に防ぐための保全体制強化を推進しています。
適切な処方によって、マシンの現場貢献度と寿命延長を図ることこそが、私たちの願いです。例えばクレーンは製品寿命が長く、導入後30年以上を経たマシンが第一線で活躍しているケースも珍しくありません。そこで私たちは、部品保持期間の長期化や代替対策などにも力を注ぎ、ライフサイクルに合った部品の供給体制に取り組んでいます。
今後は、予防保全システムや稼働機管理システムとの連携をより深め、稼働を止めないための見守りを徹底していきたいと思います。
太田利之= 取材・文
今紀之= 撮影
text by Toshiyuki Ota / Photographs by Noriyuki Kon