コベルコ建設機械ニュース

Vol.246Oct.2019

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特集現場を変えるイノベーション
令和元年、コベルコの視点

誰でも働ける現場へ
たゆまぬアップデート

コベルコ建機のさまざまな技術は、これまでもお客様の現場をより効率的に、安全に変えてきた。令和という新しい時代、「誰でも働ける現場」を目指すコベルコ建機の一押し技術をクローズアップする。

最新技術で現場はこう変わる!

K-EYE PRO事故ゼロ現場の実現へ!

ショベルの死角エリア内の人や障害物を検知し、自動で機械の旋回や走行を減速・停止する建機業界初の衝突軽減システム。障害物の位置を3Dで正確にとらえる赤外線深度センサを採用。停止後もアタッチメントを使った作業は継続可能とするなど、独自のノウハウも満載。

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iDig / iDig DozerICT施工への第一歩!

iDigはフランス・ブリッジン社の無線通信による2Dマシンガイダンスだ。センサはワンタッチ着脱で複数のマシンに搭載でき、キャリブレーションも約1時間で完了。100台分のデータ登録が可能だ。ショベル1台で掘削に加え、敷き均しのガイダンスもできるiDig Dozerも注目。

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3Dマシンコントロール複合操作を1レバー操作で実現

3次元データを使って、丁張りレスを実現する3Dマシンガイダンスに加えて、「整地アシスト機能」や「掘り過ぎ防止機能」を搭載。熟練者のブーム・アームやバケットの複合操作を半自動化し、習熟度を問わずベテラン並みの仕上げ施工を可能にする。

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チルトローテータ機械の移動を最小限に!

バケットの傾き(チルト)と回転(ローテート)の自在な組み合わせを可能にするスウェーデン・エンコン社のアタッチメントを採用している。機体を傾けることなく、溝整形の最適化や障害物を避けながらの整地も可能だ。それにより工期短縮を実現する。

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オープンマインドの基本姿勢を洗練させ
「誰でも働ける現場」の実現へ!

コベルコ建機は「誰でも働ける現場」を実現するために、技術開発において「オープン」という姿勢を重視している。つまり自らのリソースだけですべてを築くのではなく、世界中の優れた技術に目を向け、相互に強みを出し合ったアライアンスを推進。より優れた製品をタイムリーかつコスト効率良く開発し、提供してきた。

例えば「ホルナビ」は、自らの強みである制御技術を追求しつつ、測量技術は世界の3大トッププレーヤー(トプコン、ニコン・トリンブル、ライカジオシステムズ)との協業を推進。お客様優位の姿勢を貫き、多くのお客様が採り入れやすい技術を開発してきた。また、衝突軽減システム「K-EYEPRO」を、業界に先駆けて開発した姿勢にも、「誰でも働ける現場」を目指すお客様ファーストの思想が表れている。上記の技術説明にあるように、海外メーカとアライアンスを進め、「誰でも働ける現場」を実現するために、最善の技術をラインナップ。今後もコベルコ建機は、お客様の価値をより高めることを第一に、さまざまな開発を進める。

太田利之= 取材・文 text by Toshiyuki Ota