沿革
時代が求める製品とともに歩んできた 私たちの歴史をご紹介します。
- 製品
- 製品に関するできごと
- 企業
- 企業・組織に関するできごと
1930年~

1930年
国産建設機械第1号機となる電気ショベル 50K(1.5m3)発売
昭和初期、神戸製鋼は大型船用ドッグ建設や、炭鉱の露天掘り現場における外国製パワーショベルの貢献度に注目し、国産機の開発に着手。6年の歳月をかけて初の国産建設機械として完成したのが、電気ショベル「50K」(1.5㎥)だ。新しい技術に挑戦する情熱と姿勢は、この電気ショベルから始まった。
1934年
電気ショベル200K(4.0m3)発売
当時の設備ではとても考えられなかった自重350トン、バケット容量4m3、最大掘削高さ21m、最大掘削半径25mの超大型機だ。

1953年
国産初のトラッククレーン10KT(6t)、20KT(10t)発売
足回りをクローラからホイールに変え、輸送性を高めたトラッククレーン「10KT」「20KT」を発売。これら国産第1号のトラッククレーンは警察予備隊へ納入された。

1954年
国産初のディーゼルパイルハンマ220A発売
1955年
米国P&H社と技術提携、クレーン等の技術を導入
この提携は、建機業界で1960年代から始まる海外メーカとの技術提携時代の先駆けだった。
同時に独自の技術・開発を模索する大きなきっかけにもなった。
1960年
大久保工場が完成、建設機械の製造を開始
1962年
大久 保工場に神鋼建設機械教習所を設立
1963年
油谷重工(株)により、国産初のホイール式油圧ショベルTY45発売
フランスのポクレン社と技術提携して製造された「TY45」。ユニークな形で、ホイール式油圧ショベルの代名詞に。2016年にレストアプロジェクトが行われ、当時の姿とともに動作もしっかりと再現され、五日市工場の正門付近に展示された。

1964年
クローラクレーン/トラッククレーン300シリーズ発売
チェーンによる巻上・ブーム巻上・旋回・走行の動力伝達を同時に行い、潤滑の手間とト ラブルの削減や、旋回クラッチと走行クラッチの同時操作で複合動作を実現し、繊細な巻上操作ができるなど、その優れた機械コンセプトは在来機を圧倒してたちまち市場を独占し、長きにわたりトップシェアを誇った。

1967年
初めて自社技術によりクローラ式油圧ショベルH208(0.3m3)発売
海外メーカとの技術提携の期間を経て、初めて独自技術で油圧化を成功させたのが「H208」である。この時期には欧米で先行していた油圧ショベルの技術が日本の市場に一気に導入された。

1969年
油圧トラッククレーンTシリーズ(13~60t)発売
T200は、神戸製鋼所の油圧式トラッククレーンとして、初めて油圧シリンダとワイヤロープを組み合わせたブーム伸縮機構を採用し、その後、20トン吊り以上の油圧式トラッククレーンの基本形となったモデルだ。

1970年~

1971年
ディーゼルパイルハンマKシリーズ発売
1977年
油谷重工(株)、静破砕工法ニブラーを開発
ニブラーは、コンクリートや鉄筋を掴んで圧砕・切断する建物解体用の圧砕機である。400mm厚の鉄筋コンクリートを迅速かつ低騒音で破砕でき、施工コストも抑えられたため、広く普及した。時代のニーズに合致し、行政の施工基準にも影響を与えた画期的な製品だ。

1978年
シンガポールに販売会社Kobelco International (S) Co., Pte. Ltd.を設立
1979年
国際統一商標にKOBELCOを採用
1980年
油谷重工(株)、国産初の固定式ニブラー装着自動車解体機を発売
多機能アタッチメントを備えた国産初の固定式ニブラー装着自動車解体機は、従来30〜40分を要した作業が数分で可能となる大幅な効率化が実現させ、ガス溶断が中心であった自動車解体作業に革新をもたらした。

大久保事業所にパーツセントラルを開設
1983年
(株)神戸製鋼所、油谷重工(株)に資本・経営参加
1984年
全油圧式クローラクレーン7000シリーズ発売
「5650」(650tつり)よりも小型化した本体と、その後部に遠隔操作可能なカウンタウエイトトレーラを連結させた全油圧式クローラクレーン「7450」。輸送コストを削減しつつ、つり上げ能力を拡大させた製品だ。
1年先行して初号機が完成した「7450」に続き、シリーズの中心機種となる「7055」(55tつり)、「7065」(65tつり)を発表。“理想的な全油圧式クレーン”の追求を掲げ、機械を構成する要素を分けて同時並行で進める「ユニット構想」と呼ばれる開発手法を確立した。
1987年
油圧ショベル「SK-New MarkⅡ」シリーズ発売
旋回フラッシャや乗降遮断式ロックレバーなど、業界初となる安全装置を搭載したモデル。

コベルコ建機エンジニアリング(株)を設立
1989年
日本初の小型ラフテレーンクレーンRK70M/RK70発売
これまで進入できなかった狭所現場での作業を可能にした革新的な製品。縮小時のブームの長さや走行時のブームの 位置の工夫により、左方視界が大幅に改善された。併せてフロントオーバーハングが短い操作性や快適性も大きく見直された。当時、爆発的に売上を伸ばし、建機業界全体に大きな影響を与えた。

都市型油圧ショベル「アセラ」シリーズ発売
「アセラ」シリーズは、“人に優しく街に溶け込む機械”を目指し開発され、滑らかな操作性や低騒音性、街中に溶け込むデザインが高く評価され、都市工事に適したショベルとして人気を獲得した。

クローラクレーンCKシリーズ発売
1990年~

1990年
クレーン・グラブ兼用船F&G2324/2345「ファーストクラス」シリーズ発売
作業速度の速さとレバー操作のレスポンスが評価された海上クレーン。そのほかにも、ブームを鋼管構造にしたことでメンテナンスの手間が削減されたことも好評だった。
1991年
シティコンシャスクレーン「パンサー」シリーズ発売
従来のラフテレーンクレーンを大きく変えたのがパンサーシリーズ。
コンパクト化・軽量化・乗り心地・安全性とユーザのニーズに応えた製品だ。加えて、都市景観にもマッチするコーラルグリーンのカラーを採用した。
1993年
超大型クローラクレーン SL13000(800t)発売
当時、最大のつり上げ能力(800t)を誇った機械。

油圧ショベル「アセラ・スーパーバージョン」シリーズ発売
アセラがイエローから現在のブルーグリーンに変更された歴史的モデル。カラーリングに加え、3次元曲面デザインを採用した丸型キャブなど画期的なデザインでも話題となった。現在のICT建機の先駆けとなる、自動掘削システムや法面全自動システムも搭載するなど、コベルコの挑戦する姿勢を体現したモデル。

1994年
クローラクレーン「マスターテック」7000シリーズ発売
建設現場の大型化と都市部の狭所作業という双方のニーズに応えるために開発されたフル油圧クローラクレーンだ。強力で扱いやすい湿式ディスクブレーキを採用し、輸送性や組立効率も向上した。

中国にショベル製造販売会社、成都神鋼建設機械有限公司を設立
1996年
タイにショベル製造会社 Thai KobelcoConstruction Machinery Ltd.※を設立
※現:Kobelco Construction Machinery Southeast Asia Co., Ltd.
1ドル90円と一気に進んだ円高対策のために、東南アジア域内での現地生産化と海外調達を促進。タイ・バンコクから車で1時間程度のシラチャ工業団地内に設立された。
後方超小旋回ミニショベル「ビートル」シリーズ発売
後端のはみ出しがほぼ車幅内(後に車幅の10%以内)となるショベル。
限られた範囲の現場でも稼働が可能で、標準機並みの作業性、安定性、安全性を実現させた。

1999年
基礎土木 クローラクレーンBM-HDシリーズ発売

(株)神戸製鋼所の建設機械部門、油谷重工(株)、神鋼コベルコ建機(株)が統合し、コベルコ建機(株)が発足
神戸製鋼所の“選択と集中”政策の実施に伴い、建設機械部門が「コベルコ建機」として独立。分業体制を統合し、専業メーカとしての道を歩み始めた。
2000年~

2000年
テレスコピッククローラクレーンTKシリーズ発売
工事現場で場所の制約が厳しくなるなか、箱型伸縮ブームを備えたテレスコピッククローラクレーン「TKシリーズ」は、組立・分解やアウトリガ設置を不要とした構造で優れた機動性を持ち、現場負担と間接コストの低減を実現した。
(株)タダノとホイール式クレーン生産で業務提携
2001年
フィアットグループのCNH Global社とグローバルアライアンスを締結
ラチスブームホイールクレーンMKシリーズ発売
従来のトラッククレーンは、クレーン作業と走行で2つのエンジンが必要だった。
これに対し、MKシリーズは1つのエンジンで両者の作業が可能に。新たなホイールクレーンのスタンダードが誕生。
2003年
中国・四川省成都に販売・サービス統括会社、成都神鋼工程機械(集団)有限公司を設立
中古建機の販売会社コベルコ建機インターナショナルトレーディング(株)を設立
英国にKobelco Cranes Europe Ltd.、米国にKobelco Cranes North America Inc.を設立
米国Manitowoc社への北米向けクローラクレーンOEM供給契約を締結
中国第2の生産拠点となる杭州神鋼建設機械有限公司を設立
2004年
ショベル事業とクレーン事業に分割し、コベルコクレーン(株)が発足((株)神戸製鋼所100% 出資)
“意思決定と行動のスピードアップ”と“経営のグローバル化”を推進し、将来のクレーンビジネス発展に向けてクレーン専業の会社として独立運営をスタート。
2005年
米国Manitowoc社への欧州向けクローラクレーンOEM供給契約を締結
2006年
ハイブリッドショベルの実機(モニター機)を業界に先駆けてパリの展示会「インターマット(INTERMAT)2006」に出展
ハイブリッドシステムにより、従来機と同等の性能を維持しながら、燃費、CO₂排出量をそれぞれ約4割削減し、小型エンジンの採用で低騒音化も実現した。

当時、世界一の作業高さ63m超を実現した超大型建物解体専用機SK3500Dがギネスに登録
都市の再開発とともに建物の高層化・高強度化が進む一方、ビル解体作業はますます複雑に。それに伴い、安全かつ効率的に地上から解体できる大型の解体機ニーズが高まり開発が進んだ。世界一の作業高さを実現した超大型ビル解体専用機「SK3500D」。65mを超える作業高さで、“世界一ノッポなビル解体機”として当時のギネス世界記録にも認定された。

中型油圧ショベルをフルモデルチェンジ、従来機比20%の燃費低減を達成
作業・操作性を維持したまま圧倒的な低燃費を実現。
それはそのままユーザのコストメリットとなり、「低燃費のコベルコ」として世界に認められた歴史的モデル。
ミニショベルの製造をおこなう大垣事業所を開設
1943年に設立された神戸製鋼大垣工場が前身。
幾多の変遷を経て、2006年からコベルコ建機大垣事業所として再出発。現在、ミニショベルのマザー工場となっている。
2007年
インドにKobelco Construction Equipment India Pvt. Ltd.を設立
シンガポールにKobelco Cranes South East Asia Pte. Ltd.を設立
新冷却システム「iNDr」を採用した後方超小旋回油圧ショベルを発売
稼働を止めない快適性を目指して、防塵性能の向上と、1クラス下の低騒音を達成した新しい発想のエンジン冷却システム。メンテナンスも容易で、作業者のストレスも軽減。
2008年
中古建設機械の専門会社 コベルコクレーントレーディング(株)を設立
2009年
国内5販売会社体制から東西2販売会社体制に集約・再編
2010年~

2010年
現行7t機比40%の燃費低減を実現したハイブリッド油圧ショベルSK80Hを発売
先進的な取り組みが評価され「SK80H」が、ハイブリッドショベルとして初めて受賞。
2012年には、20tクラスの「SK200H」の開発・販売も開始した。
インドにKobelco Cranes India Pvt. Ltd.を設立
BOMAG JAPANの直接販売事業を引継ぎ、BOMAG社製品の輸入・販売をおこなう国内唯一の総代理店に
中国・上海市にKobelco Cranes (Shanghai) Co., Ltd.を設立
中国・四川省にChengdu Kobelco Cranes Co., Ltd.を設立
2011年
インド南東部アンドラ・プラデッシュ州の油圧ショベル工場・クローラクレーン工場が稼働を開始
日米欧の移動式クレーンメーカとして初めて、インドに独資でクローラクレーンの専用工場を所有し、本格稼働を開始した。
クローラクレーンGシリーズ、Sシリーズ発売
全油圧クローラクレーン「Mastertech-Gシリーズ」は、従来機比最大25%の燃費削減を可能にする新省エネシステム「Gモード」を搭載。また、優れた輸送性能も実現した。

2012年
20t級ハイブリッド油圧ショベルSK200H発売
旋回減速時のエネルギーを蓄電し、電動機で油圧ポンプをアシストするハイブリッドシステムを採用した20t級油圧ショベル。燃費を16%低減しつつ生産性を24%向上させ、高い省エネ性能と作業効率を両立した。
中国・四川省のクローラクレーン工場が稼働を開始
ショベル生産の主力工場である祇園工場を五日市へ移転
CNH Global社とのグローバルアライアンスを解消
2013年
米国テキサス州に販売・サービス会社Kobelco Construction Machinery U.S.A. Inc.を設立
オランダに販売・サービス会社Kobelco Construction Machinery Europe B. V.を設立
2015年
シンガポールにコベルコグローバルパーツセンターを開設
大型クローラクレーン事業強化に向けたドイツ駐在員事務所を開設
2016年
リチウムイオンバッテリ採用のハイブリッド油圧ショベルSK200H発売
大型の発電電動機を大容量のリチウムイオンバッテリーで駆動させ、エンジンを継続的にアシストし、負荷を大きく軽減。
旋回・掘削・走行時のパワーと低燃費を高次元で両立した。

コベルコ建機とコベルコクレーンが経営統合
より一層の事業基盤の強化と、グロー バル展開の加速を図るために、分社化していたコベルコクレーンと経営統合。
総合建設機械メーカとして新たなステージへと歩みを進めることに。
米国サウスカロライナ州スパータンバーグ郡の油圧ショベル新工場が稼働を開始
北米工場稼働により、北米ユーザ向けの生産リードタイムの短縮、市場ニーズへの対応力を強化。クロスソーシングが拡大し、グループ全体での最適生産体制構築が可能となった。
U.A.E に販売・サービス会社Kobelco Construction Machinery Middle East & Africa FZCO.を設立
2017年
ICT建機のメリットを体験・実感できる仮想現場、ホルナビジョブサイト高松を開設
東南アジア事業を再編し、製販一体の統括会社 Kobelco Construction Machinery Southeast Asia Co., Ltd.を設立
オフロード法2014年基準適合油圧ショベルSK200発売
10型は、新型エンジンとDPF・尿素SCRの組み合わせによりオフロード法2014年基準に適合し、従来以上の低燃費と高耐久を両立。さらに予防保全機能の強化や安全装備の追加により、環境性能・耐久性・安全性を大幅に向上させた。

テレスコピッククローラクレーンTK750G発売
基礎土木に耐え得る頑丈な構造と高いつり上げ能力に加え、これまでにないコンパクトレイアウトを実現。「TK750G」に続き、2018年には「TK550G」をリリースした。

2018年
国立大学法人広島大学と共同で「コベルコ建機夢源力共創研究所」を設置し、産学連携の取り組みを強化
2015年から広島大学との共同研究が始まり、18年4月に学内に研究所を立ち上げた。
この取り組みは同大学の「民間企業等外部機関の研究所制度」の第1号となった。
米国Manitowoc社へのクローラクレーンOEM供給契約を解消
中国事業における中国側パートナーとの合弁を解消・再編し、7現地法人を3現地法人へ集約
2019年
販売会社である東日本コベルコ建機(株)と西日本コベルコ建機(株)を統合し、コベルコ建機日本(株)を発足
コベルコ建機誕生と同年、1999年に既存の11販社から5販社体制となり、2009年から東日本、西日本の2社体制へ。
19年に国内販社を統合し、コベルコ建機日本として新たなスタートを切った。
機能性・快適性を一新した新型7t級油圧ショベル発売
「SK75SR-7」は、油圧ショベルとして求められる効率や生産性を追求するとともに、機械の機能性・オペレータの快適性といった新たな視点に真摯に向き合い、それらを大幅に向上させたフルモデルチェンジ機。“Performance × Design”をコンセプトに、堅牢かつ先進的な外観と、上質感漂うインテリアを兼ね備え、まったく新しい価値観を実現した後方超小旋回油圧ショベルだ。

2020年~

2020年
遠隔操作(K-DIVE CONCEPT)での長距離遠隔操作実証実験に成功
2021年
130トン級超大型建物解体専用機SK1300DLC発売
当社が、建設リサイクル機械のパイオニアとして培った技術をもとに開発した超大型建物解体専用機。業界初の4つ折れ超ロングアタッチメントを採用し、高層建物の解体能力を高めた。分解・組立性や搬送性も向上し、現場での生産性と機動力に寄与した。

クローラクレーン Mastertech7200G NEO発売
「ヒューマンコンセプト・クレーン」を掲げて開発された200トン級クローラクレーン。本体の軽量化とアタッチメントの一体輸送・一体組立により輸送性と組立性を高め、つり上げ能力も大きく向上し、安全性装備や快適性を高めた新型キャブを採用するなど、次世代クレーンとしての機能を備えた製品。

2022年
K-DIVE®発売
重機の遠隔操作システムと、稼働データを用いた現場改善ソリューション。オペレーターは移動せずに安全なオフィスから重機の遠隔操作が行えるようになることで、本質的な安全の確保、多様な人材活用、現場生産性の向上を実現。

2023年
水素燃料電池ショベル 試作機を開発
建設現場におけるカーボンニュートラル機が求められる機運を受け、水素と空気中の酸素を化学反応させて生成した電気で稼働する、 水素燃料電池ショベルの試作機を2023年3月に完成。KOBELCOグループの多様な事業や技術、人材を掛け算し、「実証」から「実装」への取組みを展開中。
K-D2 PLANNER®一般発売
3D-CAD(Autodesk社製「Revit」※1)のクレーン施工計画策定支援ソフト。直感的なクリック操作でクレーンの吊り荷姿勢を表現し、その姿勢での負荷率や平面図、断面図などを作成。現場とのイメージ共有が的確に行え、施工計画の精度向上や策定時間の短縮、コスト削減を実現。
※RevitはAutodesk社の登録商標です。

大垣工場能力増強
五日市工場との相互補 完体制を構築し、柔軟かつ環境変化に強い製品供給体制を実現した。