お客様ニーズに合わせて進化し続ける次世代・油圧ショベル「SK200」を新発売
2026年5月15日
コベルコ建機株式会社
コベルコ建機株式会社は、基本性能の向上に加え、お客様ニーズや社会の変化に応じて、導入後も進化し続ける、次世代・油圧ショベル「SK200」を、2026年8月3日(月)より新発売します。価格は、27,200千円(税別)です。
昨今、熟練オペレータの減少だけでなく、働き手自体が不足していることから、「i-Construction 2.0」では、ICT建機の導入など建設現場のオートメーション化による生産性向上が求められています。一方、多様な人材が働きたくなる環境作りとして、残業規制などの働き方改革や酷暑・極寒の現場における作業への対策、建設現場ならではの危険性の軽減も従来以上に要請されています。
お客様ニーズに合わせて、導入後も機能拡張
新型「SK200」では、上記背景を踏まえ、OTA(Over the Air)によるソフトウエアアップデートにより、重機導入後も現場の変化や新しい課題への対応に役立つ新機能を提供する仕組みを新たに採用しました。今後、順次、お客様ニーズや社会の変化を見極めつつ、「K-DIVE®」との連携を含め、新しい価値を提供していきます。
機能拡張に加えて、効率性、生産性、安全性を追求した「SK200」の特長は下記のとおりです。
経験が浅くても、熟練オペレータ並みの作業が行える「先進アシスト機能」
経験に左右されず、掘削や旋回、走行などといった日々の作業を、より正確に、効率的に行えるよう機械が自動で調整しアシストする機能を新搭載しました。「誰でも簡単に、すぐに使える」ことを重視し、操作性やユーザーインターフェースにこだわり、複雑な機能も直感的に扱える設計としました。
生産性の向上
油圧機器のスペックやシステムのセッティングを最適化し、生産性を現行機比で約10%向上させました。
「安全補助機能」を強化し、現場の事故防止に役立つ
新搭載の「鳥瞰表示システム」では、視野が従来の約270度から約360度に拡大しました。標準搭載となった「周囲検知警報システム」では、重機周囲で人を検知した場合、オペレータに注意喚起します。両システムを合わせて利用することで現場の事故防止に役立ちます。また、新搭載の「領域制限機能」では、重機の前後左右上下の6面に対してあらかじめ設定した範囲に近づくとアタッチメントと旋回の動作を自動停止します。電線、天井など目視では確認しづらい上方障害物との接触を防ぎます。
オペレータにとっての快適性と使いやすさを徹底的に追求
疲労を軽減する「コンフォートシート」や、昇降しやすい広い開口を採用するなど、快適に作業できる室内空間を実現しました。新採用の「リモートキー」は、離れた場所からエンジン始動やエアコンのオン・オフ、ドア解錠・施錠が操作できます。乗車前にキャブ内の温度調節が行え、熱中症予防に役立ちます。また、タッチパネルディスプレイでは、シンプルで直感的な操作を実現しました。
機械のダウンタイムを最小限に
マシンダウンリスクを低減するため、機械の耐久性を改善しています。長期安定稼働できるよう消耗部品の品質を高めました。「稼働管理システム」「予防保全システム」など従来の保守・管理サービスと合わせて機械のダウンタイムを最小限にします。
今後も、事業運営において、ずっと大切にしてきた想いである「ユーザー現場主義」のもと、社会やお客様のニーズに向き合い、現場の生産性や安全性の向上に役立つ機械を提供していきます。
新型「SK200」
新型「SK200」の詳細
ソフトウエアのアップデートで機能拡張でき、導入後も新機能が利用可能
- 電気パイロット制御システムにベースシステムを変更し、後からOTA(Over the Air)でソフトウエアをアップデートして、機能拡張できる仕組みを採用しました。現場の変化や新しい課題に柔軟に対応できるように、お客様の声を吸い上げ、ソフトウエアによる改善や機能追加を行っていきます。
生産性と作業効率を向上させる、進化した基本性能
- 油圧機器のスペックやシステムのセッティングを最適化し、生産性を約10%向上させました。
- 旋回トルクを約12%向上し、旋回時にトップスピードまで力強く、スムーズに加速します。
- アーム掘削力を約7%向上させました。力強い掘削作業が可能になり、サイクルタイムの短縮に貢献します。
- 「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準に適合した高性能エンジンを新しく採用しました。低回転域からも力強いパワーを発揮するエンジンです。
- チルトローテータに対応した多機能レバーを工場設定するので、現地改造の工数が削減できます。
※上記数字は、前機種「SK200-10」との比較です。数値は作業条件により変わります。
経験が浅くても、楽に効率的に作業できる「先進アシスト機能」
「先進アシスト機能」は、経験を問わず、掘削や旋回、走行といった日々の作業を機械が自動でアシストすることで、誰でも簡単に効率的に作業できるようになる機能です。
- 「掘削アシスト機能」
バケットの巻き込みとブーム上げ操作を機械がアシストします。掘削中の土こぼれや車体の浮き上がりを抑止し、バケットに最も土が入る動作を実現します。 - 「旋回アシスト機能」
掘削積込作業時の旋回動作を自動減速します。旋回のオーバーランを防ぐとともに、スムーズな減速により、土こぼれの発生も抑制します。 - 「ペイロード機能」
バケットに積載した土砂の重量を計測・積算します。ダンプへの積込作業で過積載を防止し、かつ過少積載を抑制します。また、ダンプ1台ごとの積込時間、重量などを帳票出力できます。 - 「シングルペダル走行機能」
片側(右)ペダルを踏むだけで直進できます。低速走行しながらの整地作業などが容易に行えます。 - 「ジョイスティック走行機能」
左側のジョイスティック(操作レバー)でスピンターンを含む走行操作ができます。長距離移動時に前傾姿勢にならず、楽に走行できます。 - 「2Dマシンコントロール/マシンガイダンス」
モニタで、高さや深さ、勾配、距離を常に確認でき、オペレータ一人で検測まで行え、設計に沿った高精度な整形作業が可能になります。掘り過ぎによる手直しや戻り作業を防ぎます。
現場の事故防止に貢献する、高度な「安全補助機能」
- 「周囲検知警報システム」を標準搭載しました。旋回、後進、または走行時に死角エリアで人の姿を検知した場合に、ディスプレイ表示とアラームでお知らせします。
- 重機の周囲で人を検知すると、アラームとランプで重機の周囲にも知らせたうえで、重機を減速や自動停止させる「周囲検知衝突軽減システム」により、事故発生の抑止に貢献します。
※「周囲検知衝突軽減システム」はオプションです。 - 新搭載の「鳥瞰表示システム」では、重機の周囲約360度をディスプレイ上で確認できるようになりました。ドライブレコーダーでの録画保存も可能です。
※「ドライブレコーダー」はオプションです。 - 重機の前後左右上下の6面においてあらかじめ設定した範囲に近づくと自動で停止や減速をする「領域制限機能」を新搭載しました。電線や天井などとの接触を防ぎ、狭い場所でも安心して作業が行えます。また、地下埋設物がある場合の掘削深さ制限としても機能します。
- 重機の稼働時、シートベルトの装着忘れをオペレータに知らせるアラームを新搭載しました。
オペレータの快適さ、使いやすさを追求
- オペレータの負荷を軽減するシートや、直感的に操作できるタッチパネルなど、快適さや使いやすさを追求し、長時間でも快適に作業できる室内空間を実現しました。
- 「コンフォートシート」を新しく採用しました。身体の各部を面で支え、体圧を分散するシートで、疲労を軽減します。
- 新採用の「リモートキー」は、重機から離れたところからでも、エンジンの始動やエアコンのオン・オフ、ドアの解錠・施錠が行えます。酷暑や極寒での作業時でもキャブ内の室温を事前に調整できます。
- 運転席への昇降時にぶつからないよう、ドアまわりが広い開口となるよう設計しました。
マシンダウンリスクを軽減する、機械マネジメントシステム
- 消耗部品の品質を向上させたため、交換頻度が減少します。
- 「稼働管理システム」により、GPSからの重機の位置や稼働状況、燃費情報、警報などを収集し、複数の重機を管理できます。遠隔診断により異常への早期対応や事前対処が可能になるので、稼働停止のリスクを軽減し、定期交換部品の寿命延長や高額修理費の発生などを抑制します。
- 「予防保全システム」により、通信で取得する重機からの稼働データを自動解析し、数値が一定レベルに達した場合に適切な対応を提案します。エンジンや油圧ポンプの重大な故障を抑制します。
- 「健康診断」では、さらにきめ細かい分析を行い、日常では気づきにくい予兆を検知します。
主要諸元表
| 機種名 | SK200 | |
|---|---|---|
| 本体型式 | SK200-14 | |
| 車名及び型式 | コベルコYN22 | |
| エンジン | ||
| 型式 | ヤンマー YDR-4TN107 | |
| 種類 | 立形直列水冷4サイクル ディーゼル機関(直接噴射式) |
|
| 定格出力 kW/min-1 | ISO 14396:FAN無し | 127/2,000 |
| 走行装置 | ||
| 走行速度(2速/1速)km/h | 5.8/3.5 | |
| 登坂能力 %{°} | 70{35} | |
| 旋回装置 | ||
| 旋回速度 min-1 | 11.3 | |
| 油脂類の容量 | ||
| 燃料タンク容量 L | 374 | |
| バケット仕様と組み合わせ | ||
| バケット容量 | 山積(新JIS)㎥ | 0.80 |
| 山積(旧JIS)㎥ | 0.70 | |
| 作動範囲 | ||
| 最大掘削半径 mm | 9,900 | |
| 最大掘削深さ mm | 6,700 | |
| 最大掘削高さ mm | 9,720 | |
| 最大ダンプ高さ mm | 6,910 | |
| 最大掘削能力 (JIS A 8403) | ||
| バケット kN | 通常時143/昇圧時157 | |
| アーム kN | 通常時109/昇圧時120 | |
| 寸法 | ||
| 全長 mm | 9,610 | |
| 全高 mm | 3,110 | |
| 全幅 mm | 2,800 | |
| 運転質量・接地圧 | ||
| 接地圧 kPa{kgf/㎠} | 47.0{0.48} | |
| 運転質量 kg | 21,100 | |
<ご参考>
*記載されている情報は発表時のもので、予告なしに変更される場合があります。
以上