KOBELCO
コベルコ建機

建物解体現場における「K-DIVE®」活用のための共同検証契約を締結

2026年5月19日
コベルコ建機株式会社

 コベルコ建機株式会社は、三同建設株式会社(本社:大阪市西区、以下「三同建設」)と、建物解体現場における重機の遠隔操作システム「K-DIVE®」活用のための共同検証契約を締結しました。
 今後、本共同検証を通じて、「K-DIVE®」を建物解体現場で利用するにあたっての特有リスクを洗い出して解消し、より効率的に安全に作業を行うための仕様やルールについて見極めていきます。

 

img_01
img_02

大阪・関西万博での稼働実績:通信衛星(Starlink)を用いた「SK135SRD-7」解体仕様機の遠隔操作

 

 現在、老朽化建物の増加に伴う解体需要が拡大する一方、建物解体現場では、技能者が継続的に不足し、残業規制の導入などもあって、より一層の生産性向上が求められています。加えて、新しい人材の採用のためには建物解体現場特有の危険も軽減していく必要があります。

 コベルコ建機と三同建設は、実際の現場において、初めて「K-DIVE®」を利用して解体作業を行った際、生産性向上や危険性の軽減といった課題の解決に貢献できるとの手応えを得ました。同時に、現在の固定ヤードや土木向け仕様の「K-DIVE®」では、解体現場特有の複雑な構造物を画面越しに把握するのが難しく、改善が必要であると認識しました。
 これを踏まえ、コベルコ建機と三同建設は、解体現場で「K-DIVE®」を活用するにあたり、課題出しとその解決、「K-DIVE®」が問題なく稼働できる仕様やルールの開発に取り組むべく、共同検証契約を締結することにしました。検証は、火力発電事業の国内最大手として発電所の維持・運営を担う株式会社JERAより提供される解体現場を活用し、進めていく計画です。
 共同検証では、下記項目について重点的に検証を行います。

  1. 倒壊リスクのある構造物周辺や、解体工事特有の作業空間における遠隔操作性と安全性の検証
  2. 複数の解体重機を切り替えて運用する際の操作性・有効性の評価
  3. 工事種類に応じた機械仕様の確認および解体特有の視界確保に関する課題検証
  4. 解体現場に適した通信構築手法の最適化検証

 本共同検証を通じて、オペレーターの経験に基づく感覚と目視に大きく依存し、連続的な判断が必要となる複雑な建物解体作業を、「K-DIVE®」の特長である実機を稼働しているかのような操作性を活用することで、遠隔でも可能にし、多様な人材活用による人手不足の解消、生産性や安全性の向上などの実現に貢献していきます。

※Starlinkは米国SpaceX社の登録商標です。

 

*記載されている情報は発表時のもので、予告なしに変更される場合があります。

以上