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ガイライン・ワイヤロープ

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ガイライン・ワイヤロープの基礎知識

ガイライン・ワイヤロープとは?

ガイケーブルはクレーンのブーム等のアタッチメントと荷重を⽀持する役割があり、またワイヤロープは、つり荷の巻上やブーム起伏などに使われています。いずれもクレーンの部品の中では主役級の役割を果たしており⾮常に重要な部品です。それだけに、メンテナンスの不良で万一切断などのトラブルが起こると、重大な災害に至る可能性もあります。日々の点検・メンテナンスを行い、適切な時期に部品を交換しましょう。

役割と交換時期の目安

1.ガイライン
  • 役割

    • ブームやジブを支持するロープです。
    • 呼称について※1
      ガイケーブル、ペンダントロープ、ブライドルロープ、ガイロープ、ブームサスペンションロープ、起伏支持ケーブル、ブーム支持ワイヤロープなどともいいます。
  • 交換時期※2

    • 一般的なクレーン作業:6年
    • クレーン作業が主体で、クラムセルやハンマーグラブなどバケット作業を併用するような作業:4年
    • リフマグ、クラムセルおよびハンマーグラブ専用:2年
2.ワイヤロープ
  • 役割

    フック(荷重)の巻き上げ・巻き下げ、ブーム・タワー・タワージブの起伏などを行うロープです。

    呼称について※1

    • フック巻上ロープ
    • ブーム巻上ロープ
    • サード巻上ロープ
    • タグラインロープ
    • リービングウインチロープ
  • 交換時期※2

    下記の(1)~(5)のような状態になったワイヤはすぐに交換してください。
    また、(6)以下の場合には、傷みの程度によって早めに交換してください。

    (1)ワイヤロープ一撚りの間で、フィラ線以外の素線が10%以上切れているもの

    • 内部断線の点検は困難ですが、谷断線についてはロープを小さな半径に曲げると、断線した素線がはみだしてきます。
    • 谷断線が発見されたら内部断線も進行しています。
    • これはロープ全体の疲労が進んでいると考えられますので、すみやかにロープを交換してください。

    (2)摩耗などで、直径(公称径)が7%以上細くなっているもの

    • 内部断線の点検は困難ですが、谷断線についてはロープを小さな半径に曲げると、断線した素線がはみだしてきます。
    • 谷断線が発見されたら内部断線も進行しています。
    • これはロープ全体の疲労が進んでいると考えられますので、すみやかにロープを交換してください。

    (3)キンクしたもの

    • 内部断線の点検は困難ですが、谷断線についてはロープを小さな半径に曲げると、断線した素線がはみだしてきます。
    • 谷断線が発見されたら内部断線も進行しています。
    • これはロープ全体の疲労が進んでいると考えられますので、すみやかにロープを交換してください。


    (4)ドラム上層部からの負荷がかかったロープの押し付けによる下層部ロープの形くずれや変形したもの

    (5)形くずれや腐食の著しいもの

    (6)過荷重を受けたり、シーブから外れたりして極端に引っ張られたもの

    (7)電流がショートしたもの

    (8)電気やガス溶接の火花を浴びたり、高熱を受けたもの

  1. 型式によって異なります。詳細は取扱説明書をご確認ください。
  2. 交換の時期は目安となります。使用環境により劣化の状態は変わりますので早めの交換をおすすめします。

コベルコ純正品の特徴

純正品「ガイライン・ワイヤロープ」の特徴

❶掛け数が増えても定められた安全率を確保できます
  • クレーン構造規格によって、用途別のワイヤロープの安全率が定められています。ロープ掛け数が増えると、シーブの抵抗によってロープにかかる荷重が増えるため、安全率は低下し、ロープによっては、許容安全率を下回る場合もあります。コベルコ純正ワイヤロープは、クレーンの能力に対し十分な強度を有していますから、多数掛け時にも、安全率に十分な余裕があり、安心してお使いいただけます。

❷製造時の厳密なロープ径管理で乱巻の発生を抑えます
  • ワイヤロープ径がドラムやシーブの溝幅に合っていないと、径巻やロープの早期摩耗の原因となります。コベルコ純正ワイヤロープは、独自の非常に厳しい許容差でロープ径を管理しています。ロープ径と溝幅のミスマッチによる乱巻の発生が抑えられ、ロープ寿命が大幅に延長します。

❸用途に合わせたロープ構成で高揚程時にもからみを防止します
  • コベルコ純正ワイヤロープは、機種により適切な構成のロープを設定しています。例えば、高揚程作業用のユニロープは3ストランドまたは4ストランドで構成された非自転性ロープで複数本づりでもロープが絡まず、シーブなどとの接触面積が大きく型崩れや摩耗が起こりにくい特徴があります。

点検・メンテナンスについて

点検や交換を怠ると重大事故の原因に

  • ガイラインは、内部から疲労による損傷や腐食が生じるため、外観から交換時期の判断はできません。内部損傷や腐食が進むと、ガイラインの折損により重大事故を引起す可能性がありますので、作業内容に応じて、必ず定期的に交換してください。
  • 作業中に、巻上・起伏ワイヤが切れるようなことがあると、重大な事故を招きます。必ず定期的に検査し、断線、摩耗および腐食などのすすんだワイヤは絶対に使用しないでください。
  • ワイヤロープには給油が必要であり、給油切れは重大な事故を招く原因となります。正しいオイルを正しく給油、これが摩耗・断線を防ぎ、ワイヤロープを安全に長く使う大切なコツです。 負荷がかかったり、シーブを通るときにワイヤロープは伸縮しますが、もし潤滑油が十分に浸透していなければ、素線同士の表面が激しくこすり合わされて摩耗、断線します。 ワイヤオイルは、サビを防ぐばかりでなく、伸縮時に生じる摩耗低減に大きな役目を果たします。

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