進化を止めないコベルコの環境性能
業界トップクラスの低燃費性能や周辺環境へ配慮した低騒音、排出ガスのクリーン化を実現した環境エンジンなど、コベルコが誇る油圧ショベルの環境性能は今もなお、進化し続けています。
油圧ショベルの環境性能ポイント
コベルコ建機グループは設立以来、常に時代をリードする環境技術の開発に取り組んでいます。
業界トップクラスの低燃費性能や周辺環境へ配慮した低騒音、排出ガスのクリーン化を実現した環境エンジンなど、コベルコが誇る油圧ショベルの環境性能は今もなお、進化し続けています。

AIS(オートアイドルストップ)
乗降遮断レバーアップ状態が続くと自動でエンジンを停止。待機時などのムダな燃料消費をなくすとともにCO2排出量を低減します。

低騒音
国土交通省が認可を行う「超低騒音型建設機械」の基準値を達成。(申請中)
燃料消費量 約12%低減(SK200-9型機Hモード比)
さ らなる低燃費を追求
油圧の流れを効率的に制御する新ブーム/アーム回生や、圧力損失の低減により、従来機に比べ、全てのモードで燃費性能がアップ。この10年では約38%の燃費低減を実現しています。
CO2排出量 約22%低減(SK200-8型機Ecoモード比)
独自の油圧システムやAISなど、進化を続ける低燃費機能により、機械の燃料消費量を減らし、CO2排出量を低減。新型機(10型)は8型機と比べ、CO2排出量を約22%低減しました。
Nox排出量 約88%低減(SK200-9型機Ecoモード比)
排出ガス2014年規制をクリア
エンジンの排気系に尿素SCR※1システムを搭載し、NOx※2を無害な窒素と水に分解。PM※3を確実に捕集・焼却する排ガス後処理装置※4との組み合わせにより、排出ガスを大幅にクリーン化します。
※1 SCR:Selective Catalytic Reduction
※2 NOx:窒素酸化物
※3 PM:粒子状物質
※4 排ガス後処理装置:DPFまたはDOC

衝突軽減システム(仮称)
自動停止機能を備えた衝突軽減システム(仮称)を新たに開発しました。走行中だけでなく、旋回中も機械周辺の人や物を検知し、人や物が近づくと減速・停止する機能を備えています。また、停止後も障害物を検知していない方向へは操作を可能にし、作業性と安全性を両立しました。
開発者インタビュー

土井 隆行
グローバルエンジニアリングセンター
開発本部 先行技術開発部 イノベーション推進グループ
コベルコはハイブリッドショベルにおいても世界のパイオニアだ。2016年、ハイブリッド技術の粋を集めたフラッグシップ機「SK200H-10」を上市した。20トンクラス業界初のリチウムイオンバッテリーを採用。従来のキャパシタと比較して、蓄電量、持続力、アシスト効率が向上した。それに伴い、旋回動作を油圧から電動モーターに変更。旋回動作の完全電動化により快適でスピーディな旋回性が実現した。

開発のスタートは2011年。低燃費を推し進め、パワーを上げることは、ハイブリッドにも課せられた課題だった。プロジェクトチームは、国内乗用車にさえ使われていなかったリチウムイオンバッテリーに注目。「すぐに追いつかれるような技術ではダメだと。思い切って挑戦するしかないと思いました」。国内初の取り組みに、神戸製鋼の神戸総合研究所とも連携し、電池メーカーと3社で開発を進めた。「小さい電池をいくつもつくり、条件を変えては実験を繰り返しました」。実機に載せてのテストは、それから数年後のことだ。「過酷な環境下での実際のテストも必要でした。寒冷地の実験に真冬のフィンランドにも行きました」。パワーやスピードを犠牲にしない、新たな低燃費を追い求める姿勢が、新しい技術を生んだ。過酷な環境でもなお、地球にやさしく、タフに働き続けるショベルをコベルコはつくり続ける。
※部署名は取材当時
TOPICS
業界初・リチウムイオンバッテリー採用
ハイブリッドショベル SK200H-10

2016年11月、業界初となる大容量リチウムイオンバッテリーを採用した、最新鋭の20トン級ハイブリッド油圧ショベル「SK200H-10」の販売を開始しました。1999年にハイブリッド油圧ショベルの研究開発をスタートし、2006年に世界初の製品化。その後も改良を重ね、より省エネ・高性能化してきました。
新型機の大きな特徴は、キャパシタからリチウムイオンバッテリーに変更し、大容量の蓄電と、持続的でパワフルなアシストが可能となったこと。作業負荷がかからないときは畜電され、負荷がかかるときは継続的にエンジンをアシストすることでエンジン負荷が軽減し、これまで以上のパフォーマンスを発揮します。その結果、最大で燃費低減約19%・作業量約10%の向上。「低燃費、さらに高耐久」を実現した最新鋭の機械です。