クレーンのメンテナンス

クレーンの点検やメンテナンスについて、簡単に実施する方法やヒントをお届けします。

Vol.023(24.03.26掲載)
吊荷走行時の注意事項

クローラクレーンは、⾛⾏を停⽌した状態で荷重を吊る事を想定しており、吊荷⾛⾏は原則禁⽌です。
定格総荷重表も、停⽌状態で⽔平堅⼟上で吊る場合を想定しており、⼀部の機種を除き吊荷⾛⾏⽤の定格総荷重表は未設定です。
やむを得ず吊荷⾛⾏⽤定格総荷重表が無い機種で吊荷⾛⾏を⾏う際には、注意事項を厳守いただき実施下さい。

Vol.022(24.02.09掲載)
EGRクーラの定期メンテナンスについて

エンジンに搭載されているEGRクーラ(排出ガス再循環システム)は、⻑期稼働により排気ガス由来のカーボンが付着し、徐々に堆積して排出ガス浄化性能を発揮できなくなり、エンジン稼働に⽀障をきたすことがあります。
定期的にメンテナンスを⾏うことをお勧め致します。

Vol.021(23.12.19掲載)
ガイケーブルの仕組みと点検について

ガイケーブルは、クレーンのブーム等のアタッチメントと荷重を⽀持する、⾮常に重要な部品です。ガイケーブルが破断すると、⼤事故に繋がる可能性がありますので、適切にメンテ及び交換をしていただく事を推奨します。

Vol.020(23.11.15掲載)
登坂能⼒について

弊社製品のカタログに記載されている「登坂能⼒」につきまして、ご質問をいただく事がたびたびありますので、改めて登坂能⼒についてご説明させていただきます。

Vol.019(23.10.13掲載)
ブーム付属品落下の危険性について

通常のクレーン作業や輸送時の振動、衝撃によりボルトやナットの固定部品がゆるみ、ブームに取り付けられている部品が損傷します。落下すると機械の破損や⼤きな事故に繋がりかねません。
特にバイブロやハンマーなどの作業時には、⼤きな振動や衝撃が発⽣するため注意が必要です。

Vol.018(23.09.19掲載)
油圧ホース クイックカプラの清掃

クレーンの分割部位に使⽤している油圧ホースのクイックカプラに砂埃などのゴミが付着すると、作動油漏れや、油圧機器類の損傷にいたるおそれがあります。
クレーンの組み⽴て、分解の際には、クイックカプラの清掃をお願いします。

Vol.017(23.08.21掲載)
スプリングロックピン(抜け⽌めピン) の点検

ブーム等の連結ピンの抜け⽌めに使⽤するピンは、経年使⽤により、ばね⼒が低下する場合があります。低下したまま使⽤すると、抜け⽌めピンが落下するおそれがあります。
点検⽅法をお知らせしますので、機械組⽴時には注意してご確認をお願いします。

Vol.016(23.07.19掲載)
K-S1の使用について

燃料添加剤K-S1につきまして、お客様やお取引先様からご質問やお問合せを多数いただきましたので、ご利用可否をご案内致します。

Vol.015(23.07.12掲載)
フック過巻リミットスイッチの
点検について

リミットスイッチのウエイト(重錘)が著しく摩耗した状態で使⽤すると、ワイヤロープが引っ掛かり、リミットスイッチが誤作動するおそれがあります。ウエイトの摩耗の例に該当する場合は、速やかにウエイトを交換してください。

Vol.014(23.05.16掲載)
水平堅土について

弊社作成の定格総荷重表は、移動式クレーン構造規格およびクレーン等安全規則に準拠しており、「水平堅土」上で稼働していただく事が前提で作成されております。

Vol.013(23.04.06掲載)
リミットスイッチの点検

⻑期間使⽤されているクレーン、砂埃が多い等の環境で稼働しているクレーンに於いては、休⾞時でのメンテナンスをおすすめします。

Vol.012(22.11.24掲載)
ホイールクレーン ホイールナットの点検

自動車点検基準にて、ホイールクレーンは所定の点検・整備が義務付けられています。確実な施工・点検を行い、重大事故を未然に防ぎましょう。

Vol.011(22.10.11掲載)
高圧洗浄機を使用したクレーン洗浄時の
注意について

高圧洗浄機を使用してクレーンを洗車する場合は、エンジンや電装品の故障、塗装・油膜の剥離を引き起こす場合がありますので取扱いにご注意いただいた上でご使用ください。

Vol.010(22.07.05掲載)
旋回ベアリングの給脂について

旋回ベアリングは上部本体と下部本体を支える重要な役割を果たしています。クレーンを常に最良の状態で安全にご使用いただくためには、ご使用のクレーンの取り扱い説明書を熟読され、定期的に給脂および点検を行ってください。

Vol.009(22.06.07掲載)
遠隔稼働機管理システム「KCROSS」のご案内

遠隔稼働機管理システム(KCROSS)はクレーンに搭載された各種コントローラからの情報を元にお客様のクレーンのライフサイクルコストの低減と収益向上を支援します。

Vol.008(22.03.31掲載)
油圧ホースのメンテナンスについて

機械の使用環境や作業条件によって油圧ホースの劣化や摩耗の進行には違いがありますので、定期的に点検及び交換を行って下さい。

Vol.007(22.02.01掲載)
排気ガス後処理装置の
定期メンテナンスのお願いー②

Gシリーズの排気ガス後処理装置は、すすを溜めるフィルタ(DPF)が搭載されています。DPFは捕集したすすを燃焼(再生)することによりその機能を保ちますが、微量の灰が発生しDPF内部に堆積するため4500時間ごとにDPFを交換する必要があります。

Vol.006(21.12.02掲載)
排気ガス後処理装置の
定期メンテナンスのお願いー①

排気ガス後処理装置と差圧センサはホースとパイプにより接続されており、このホースとパイプにすすが詰まると排気の圧力を適正に検出できないためエラーが発生し、エンジンの出力が低下します。

Vol.005(21.10.25掲載)
移動式クレーン定期自主検査について

労働安全衛生法施工令により、つり上げ荷重が0.5t以上の移動式クレーンは、定期に定められた項目について自主検査を実施し、その記録を3年間、保存しなければならないと定められています。

Vol.004(21.09.28掲載)
定格総荷重表について

強度域での過荷重はブーム等の損傷をまねき、安定度域での過荷重は機械の転倒につながります。

Vol.003(21.07.29掲載)
カップリングのメンテナンスについて

カップリングが破損するとポンプを回す事が出来なくなり、クレーンを動かすモータやシリンダが動かなくなります。

Vol.002(21.06.25掲載)
ラチスパイプ交換時の
変更届及び変更検査について

移動式クレーンは、部品交換や修理等で構成部品が変更になった際、所轄の労働基準監督署に届け出なくてはならないケースがあります。

Vol.001(21.06.25掲載)
ベアリングの潤滑について

クレーンで使用されるベアリングについて、日々のメンテナンス方法をご紹介します。