ドクター・コメンテ ニュース

オフロード法2014年基準値をクリアした尿素SCR搭載機には、純正尿素水の補充および交換が必要です。

尿素水の残量にご注意ください!

タンク内の尿素水残量がわずかになると
エンジンの出力に制限がかかります。
尿素水〔純正AdBlue®〕を補給してください。

尿素水残量の違いによる警告、制限一覧

尿素水の品質管理の徹底を!!

最新機種ではシステムが尿素水の品質を監視しています。劣化した尿素水を使用したり、尿素水濃度が25%以下になると、ディスプレーに警告が表示され、エンジンの出力に制限がかかります

尿素水品質劣化/低下検知後のECU処理

ディスプレー上に尿素水の品質異常が警告されたら、タンク内の尿素水を排出し、〔純正AdBlue®〕に交換してください。

  • ・スターターキースイッチをONの位置にした状態で交換してください。
  • ・尿素水を入れ替えた後、キーON状態を6分間保持すると警告表示が消え、
    エンジン出力制限が解除されます。

必ず純正の尿素水をお使いください

[ボックスタイプ]
内容量:10L
部品番号:KAPWAB01001A1

[ドラムタイプ]
内容量:200L
部品番号: KAPWAB20001A1
専用ポンプあり(別売)

尿素水10Lボックスタイプ

最新モデルより搭載!

最新モデル油圧ショベルにはオフロード法2014年基準値に適合した
新型エンジンが搭載されています

DPF+尿素SCRシステム

Selective Catalytic Reduction
= 排出ガス中の窒素酸化物(NOx)を浄化するシステム

新装備 取扱い時の注意

尿素水タンク
インジェクター詰まりの原因となる埃・ゴミ等の混入は禁止です。

バッテリー電源遮断スイッチ
エンジン停止直後に“○”(OFF)位置にすると、排ガス後処理装置に損傷を与えることがあります。
エンジン停止後5分間は“|”(ON)位置から動かさないでください。

尿素水の性質と取扱い時の注意

・尿素水は、純水に高純度の工業用尿素(32.5%)を溶かして製造した無色透明な極めて安全性の高い液体ですが、給水時は保護具を着用してください。

給水作業時は基本的に保護具(保護眼鏡、不浸透性のゴム手袋等)の着用をお勧めします。また、作業完了後は必ず水道水で手洗いを行ってください。

産業廃棄物として処理が必要です。

有毒性は極めて低く、燃えにくい物質ですが、閉鎖性水域では窒素による富栄養化をもたらすため、水質汚濁防止法令が適用されます。

・保管時の温度管理(高温・凍結)には注意が必要です。

160℃以上に加熱すると成分が分解し、アンモニアガス(非常に有害)が発生します。-11℃以下で結晶化します。容器内の尿素水は常に30℃以下、-10℃以上の液温になるように管理が必要です。

尿素水の保管温度別最短保存有効期限

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2016 Summer(9月)