ワンポイントアドバイス Dr.コメンテニュース

Dr.KOMENTE NEWS

2021/07

作動油及びフィルタは
早めの点検・交換が
重要です

作動油・作動油フィルタの適正交換時期は稼働内容によって異なります。
お客様の稼働状況に合わせた早めの点検・交換が必要です。

油圧ラインのこまめなチェックでいつも元気!

作動油及びフィルタの
役割とは?

作動油は人間で例えると「血液」と言われる程とても重要なもので、作動油フィルタは「腎臓」の役目を果たし、作動油中に含まれる油圧回路内で発生した金属粉やスラッジ、またブレーカの使用やアタッチメントの付け替え等で侵入した異物を除去する働きがあります。

作動油及びフィルタが
汚れると?

汚れた作動油及びフィルタを使い続けると、油圧機器に重大なダメージを与え故障につながります。
機械の故障を未然に防ぐためにも、作動油及びフィルタの点検と早めの交換が重要です。

<トラブル例>油圧ポンプの故障、バルブ作動不良、旋回・走行モータの故障→マシンダウン <トラブル例>油圧ポンプの故障、バルブ作動不良、旋回・走行モータの故障→マシンダウン

作動油汚染の例

画像:作動油(新品)
新品
画像:作動油(1,000hr)
1,000hr
画像:作動油(5,000hr)
5,000hr

作動油フィルタ汚染の例

画像:作動油フィルタ(新品)
新品
画像:作動油フィルタ(1,000hr)
1,000hr
画像:作動油フィルタ(NG例)
NG例

作動油に水が混入した場合

水分が混入すると、作動油は白濁します。この状態では、防錆能力の低下による発錆や、潤滑能力の著しい低下による可動部の摩耗の原因になります。そのため、水分が混入した場合は、作動油の全量交換やフラッシングが必要です。

画像:白濁

日常点検・メンテナンス
方法はこちら

お客様の稼働状況により
交換時期が異なります

ブレーカー作業や重作業は、通常の掘削作業に比べて、機体は過酷な条件で稼働しています。
稼働状況に応じた適切なメンテナンスを推奨します。

以下の様な作業内容では、
早めの点検・交換が必要です。

ブレーカ作業、重作業、特殊アタッチメントの使用 ブレーカ作業、重作業、特殊アタッチメントの使用

その稼働状況シビアコンディション
ではないですか?

作動油フィルタの交換基準、作動油の交換基準 作動油フィルタの交換基準、作動油の交換基準

作動油交換基準は、作動油フィルタを基準通り定期交換した場合の目安です。
作動油フィルタを適正に交換しなかった場合、作動油の劣化が早くなりますので、
長持ちさせるためにも作動油フィルタの早めの交換・点検をお勧めします。

作動油は混和しないでください

作動油交換、補給時は異なる種類の作動油を混和させずにご使用願います。異なる種類の作動油を混ぜ合わせて使用しますと、性状の変化や性能低下を引き起こすため作動油の早期交換が必要となります。

純正部品をご使用ください

純正以外の作動油及びフィルタを使用されますと、ろ過能力・耐久性・潤滑性を満たしていないため
早期目詰まりや、低品質油による機器の早期劣化などが発生し、機械に重大なダメージを与え故障に
つながる恐れがあります。

エアブリーザエレメントも
定期点検・交換をお願いします。

油圧機器性能維持や安全作業のため、正しいメンテナンスと純正オイル・フィルタの使用をお願いします。 油圧機器性能維持や安全作業のため、正しいメンテナンスと純正オイル・フィルタの使用をお願いします。

純正オイル・フィルタはこちら

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