1.本体点検
バッテリ液面の高さでバッテリ液の量を点検します。
液面がロワーレベル(LOWER)からアッパーレベル
(UPPER)の間にあれば規定液面です。
また、バッテリ本体の割れや膨張、バッテリ端子の
緩みがないか等の点検も必要です。
ショベルに必ず搭載されているバッテリ。バッテリはモニタやカメラ、作業灯、
ワイパ、ECU、エンジン始動に必要なスターターモータ等、
ショベルのあらゆる電装品に関係しています。
バッテリの放電により充電量がショベル全体の必要量を下回ったとき、
動作に思わぬ影響を与えることがありますのでご注意ください。
以下のようなトラブルはバッテリが原因の可能性があります。
キーONでモニタがつかない
キーSTARTでエンジンが始動しない
エンジンは始動するが電装品の動作が安定しない 等
エンジンを始動できても、バッテリが正常とは限りません。
・バッテリの点検をする際は、ショベルの取扱説明書をよくご確認の上、取扱いには十分に注意して点検を実施してください。
・バッテリ遮断スイッチが搭載されている場合は、スイッチをOFFの位置にしてください。
・バッテリターミナルの取り外しは必ずアース(ー)側から、逆に、取り付けは アース(ー)側を
最後に行ってください。
※バッテリ遮断スイッチをOFFにするときやバッテリの端子を外すときには、キースイッチをOFFにして5分以上経過してから実施してください。
バッテリ液面の高さでバッテリ液の量を点検します。
液面がロワーレベル(LOWER)からアッパーレベル
(UPPER)の間にあれば規定液面です。
また、バッテリ本体の割れや膨張、バッテリ端子の
緩みがないか等の点検も必要です。
比重計を用いてバッテリ液の比重を測定することで、
バッテリの充電状態を点検できます。
バッテリ液の比重は液温により変化するので、点検時の液温に沿った基準値と比較し充電状態を
確認してください。
サーキットテスターやCCAテスターを用いてバッテリの状態を点検できます。
サーキットテスターではバッテリの電圧を測定でき、CCAテスターはエンジンの始動性能を測定できます。電圧値やCCA値が基準値より下回っている場合はバッテリが弱くなっている可能性がありますので、充電や交換が必要です。