暖機運転をすることにより、潤滑油を各部に行きわたらせ機械が本来の性能を
発揮できるようになります。また機械寿命を伸ばすことにも繋がります。
暖機運転をせずに作業を開始すると・・・
機械の故障の原因に!
暖機運転をせず低温の状態で負荷を掛けると正常な
燃焼が担保されず、煤の量が増えてしまいます
DPFの目詰まり度が上がってしまいます
エンジン油漏れや燃焼ガス漏れの二次
被害を発生させる恐れもあります
ローアイドリングで始動し、徐々に回転数を上げていき、水温が 60℃以上(白ライン)になるまでは負荷を掛けずにお待ちください。
指針がこのラインより
上にきたら作業OK!
冷却運転とは作業後に一定時間、機械をアイドリング運転させエンジンを冷ますことです。
冷却運転を行うことで下記2点の予防になります。
①ターボの焼き付き
作業直後にエンジンを停止してしまうと、タービンは作業時のまま高速で回り続けています。
一方で、エンジンオイルの循環は止まるのでタービンの軸受けにダメージを与えてしまいます。
②尿素インジェクタ内結晶化による詰まり
エンジン停止時に排気側の空気が尿素インジェクタ内に流れ込み、それが高温なほど残留した尿素水が結晶化しやすくなり、その結晶によって尿素インジェクタが詰まってしまいます。
適切な暖機運転と冷却運転を行うためにもエンジン始動時、停止時は
アクセルダイヤルを“Lo”の位置に合わせてください。
これからますます寒くなっていきます。
しっかりと暖機運転をしてから作業を始めましょう!