ワンポイントアドバイス Dr.コメンテニュース

Dr.KOMENTE NEWS

2022/11

作業前に暖機運転していますか?

暖機運転をすることにより、潤滑油を各部に行きわたらせ機械が本来の性能を
発揮できるようになります。また機械寿命を伸ばすことにも繋がります。

暖機運転をせずに作業を開始すると・・・

機械の故障の原因に!

排ガス後処理装置(DPF 等)搭載機の場合だとエンジンへの
ダメージがより大きくなってしまいます。

暖機運転をせず低温の状態で負荷を掛けると正常な
燃焼が担保されず、煤の量が増えてしまいます

DPFの目詰まり度が上がってしまいます

エンジン油漏れ燃焼ガス漏れの二次
被害を発生させる恐れもあります

どのくらい暖機運転をしたらいいの?

ローアイドリングで始動し、徐々に回転数を上げていき、水温が 60℃以上(白ライン)になるまでは負荷を掛けずにお待ちください。

指針がこのラインより
上にきたら作業OK!

あわせて覚えておきたい作業後の冷却運転

冷却運転とは作業後に一定時間、機械をアイドリング運転させエンジンを冷ますことです。
冷却運転を行うことで下記2点の予防になります。

ターボの焼き付き
作業直後にエンジンを停止してしまうと、タービンは作業時のまま高速で回り続けています。
一方で、エンジンオイルの循環は止まるのでタービンの軸受けにダメージを与えてしまいます。

尿素インジェクタ内結晶化による詰まり
エンジン停止時に排気側の空気が尿素インジェクタ内に流れ込み、それが高温なほど残留した尿素水が結晶化しやすくなり、その結晶によって尿素インジェクタが詰まってしまいます。

アクセルダイヤルの位置に注意しよう!

適切な暖機運転冷却運転を行うためにもエンジン始動時停止時
アクセルダイヤルを“Lo”の位置に合わせてください。

Lo〇 Hi×

これからますます寒くなっていきます。
しっかりと暖機運転をしてから作業を始めましょう!

チラシをダウンロード(PDF:1.73MB)

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