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Vol.27

エアブリーザエレメントも
定期交換部品です!!

エアブリーザの役割とは?

エアブリーザの役割

エアブリーザは作動油タンク上部に取り付けられています。
タンク内の作動油量は常に変化しており、同時に内部の空気も吸排気されます。
この動きの中でエアブリーザは次の役割を持ちます。

  • ①タンクへのダスト侵入の防止・・・吸気時に外気のダストを除去する
  • ②タンク内圧を一定に保持する・・・内圧の変化によるタンク変形、ポンプ破損の防止
エアブリーザ図解
エアブリーザ図解

エアブリーザが汚れると?

エアブリーザと汚れ

エアブリーザが汚れると目詰まりを引き起こし吸排気ができなくなります。
吸排気ができなくなるとエアブリーザが機能しなくなり機械の故障に繋がります。
機械の故障を未然に防ぐためにも、エアブリーザの点検とエレメントの定期的な交換が重要です。

エアブリーザの汚れ
エアブリーザの汚れ

エアブリーザが原因となる機械の故障例

エアブリーザを交換しなかった場合・・・

①作動油タンクの変形

⇒エアブリーザの目詰まりが原因でタンク内の圧力を逃がすことができなくなります。
タンク内部に過剰な圧力が働き、タンクの変形を引き起こします。
変形によりタンクの亀裂や油漏れが発生します。

亀裂、油漏れ!!
亀裂、油漏れ!!

②油圧ポンプの破損

⇒エアブリーザの目詰まりによりタンクが吸気できなくなると、作動油量の変化によりタンク内部の
圧力が大気圧よりも低くなり作動油中に気泡が発生します。気泡がポンプ内に流入すると
キャビテーションによりポンプへダメージを与えます。ポンプ内部が損傷し鉄粉や破片などが
流出した場合、各油圧機器の作動不良や損傷を引き起こします。

油圧ポンプの破損
油圧ポンプの破損

エアブリーザのメンテナンス

機械の安定な稼働のために1,000Hr毎のエアブリーザエレメントの定期交換が重要です!!

交換方法

・プリーザASSY/品番:YN57V00012F1・品番:YN57V00013F1
・ブリーザエレメント/品番:YN57V00012S002

交換方法
亀裂、油漏れ!!
※締付けトルクにご注意下さい。締めすぎは部品の破損につながります。

チラシをダウンロード(PDF:569KB)

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