ドクター・コメンテ ニュース

燃料は、必ず軽油をご使用ください。
必ず軽油をお使いください

なぜ軽油を使用しなければならないのか?

ディーゼルエンジンには、適正燃料(軽油)の使用が義務付けられています。
特定特殊自動車排出ガス規制法(2005年5月17日成立)により、法律で適正燃料(軽油)の使用が義務付けされました。
違反行為を行うと「呼び出し、会社名公表」などの行政指導を受けることになります。
エンジン故障の原因になります。
軽油以外の燃料を使用すると、十分なエンジン能力を発揮できないばかりか、
潤滑不良による部品摩耗
硫黄分による腐食摩耗
残留炭素による摺動部分の固着
始動性の不良
排出ガスの悪化
など様々な弊害を招きます。




灯油やA重油など軽油以外の燃料を使用すると様々な弊害が発生します。

灯油を使用した場合の問題点 A重油を使用した場合の問題点
エンジン出力
■粘度が低いため、バルブ部分からの漏れが多く、噴射量が不足する

出力低下

エンジン各部
■バルブの隙間より漏れた灯油が、エンジンオイルを薄め、潤滑性を低下させる

各部の摩耗を促進

■灯油は水分を吸収しやすい


摺動部分の摩耗、錆び付きを発生
■硫黄分が、エンジンオイルの劣化を早め、清浄性・潤滑性を低下させる

各部の摩耗を促進

■硫黄分が燃焼時の水分と反応し、硫酸を発生させる

エンジン内部部品の腐食や摩耗を発生

■多くの残留炭素は、燃料フィルタを早期目詰まりさせ、燃焼により硬いカーボンが発生する

ピストンやバルブ類に固着し、部品摩耗を促進

燃料システム
部分
■灯油は潤滑性が低い

燃料で潤滑されている噴射ポンプやノズルの摩耗が促進

寒冷時
■灯油はセタン値が低い



寒冷時の始動性が悪化したり、ディーゼルノックが発生

■多くのワックス分が、寒冷時に析出し、燃料フィルタに詰まる

始動性不良または始動不能が発生

排出ガス性状
炭化水素(HC)量が増加

ガス性状の悪化

粒子状物質(PM)が増加

ガス性状の悪化



マシントラブルを引き起こします。 必ず軽油をご使用ください。
※充分なマシン性能も発揮できません ※給油・保管の時は、ほこり・水などが入らないよう注意してください


ドクター・コメンテ ニュース
2006 Summer(8月)